NEWS

天才を探しても意味がない?

★デザイナーを育てたい風潮が強い業界?

人が足りない!と言われているこの業界でも、デザイナー・商品企画という職種に関しては、こと人手不足に陥ることはないようです。

 

実際、某服飾専門学校で、非常勤講師などをしていると、アパレル・ファッション業界志望の若い人には、デザイナー志望の人が、多いなぁ〜と痛感することが、よくあります。

 

また、デザイナー支援も他の職種に比べれば、幅広く行われているのも皆さんご存知の通りです。世界で通用する一流デザイナーを、業界全体で育てたい!という風潮を、強く感じます。

 

★ファッションショーしか、基準はないの?

そして、上記のような流れからか、デザイナーを発掘したいがための、コンテスト等も多く行われています。

 

ただ、私が、疑問に感じるのは、この業界で幅広く?行われている、そのようなコンテストは、ファッションショーを主体・目的としたものばかりで、そこで満足してしまう。

また、表面上の華やかさや感性や目新しさばかりが、重要視されていないか?ということを、疑問に思わない・感じない人が、多すぎるのも疑問です。

 

(審査員の選定基準が、昔の名前で出〜てい〜ます〜♩や、表面上だけ華やかに見える組織・人ばかり?のような気がして、疑問を感じることも多々あります(笑))

 

更に、もっとおかしいのでは??と感じるのは、コンテストの制約・制限が少ないのでは?ということです。

 

 

★料理コンテストには、制限がある!

例えば、料理業界のコンテストには、

 

・使える食材
・作る時間
・具体的なテーマ
・材料費

 

等多くの制限があるコンテストが多いように思います。

 

それは、何故か?
ミシュランに乗るような高い価格帯の料理店などは、一部を除いて、ビジネスとして通用しないから?現実的ではない?ということから、そういう制限を設けているのでは、ないでしょうか?

 

実際、うまい料理を、制限なしの自由な発想で作っても、その価格があまりに現実とかけ離れていれば、よっぽどのものがない限り、ビジネスとしては成立しないでしょう。
これ。ファッション・アパレル業界でも全く同じことです。

 

★制限がある中で、良い商品を作ることこそが、求められる人材。

前出の、制限のある料理コンテストでも、腕の良い料理人は制限のある中で、人を喜ばせる料理を、自由な発想で作ります。

 

アパレル・ファッション関連のデザイナーのコンテストにしても、制限が多くある中でも、柔らかい頭や自由な発想で、どれだけ顧客が喜ぶ商品を作ることが出来るのか?

また、デザインセンスだけでなく、どれだけデザイナーとしての、ビジネスデザインセンスがあるのか?等を競うコンテストの方が、この業界には必要なのでは、ないでしょうか?

 

川久保玲や三宅一生等の天才デザイナーは、育てようとしても育つものではありません。また、年に何度もそのような人は出てこないのです。

おそらく、そのような才能のあるデザイナーであれば、勝手に頭角を現してくることでしょう。

 

であるならば💡制限のある中で、どれだけ柔らかい・自由な発想で良い商品を産み出すことができるのか?

そのようなデザイナーこそ、この業界で多く求められているのですから、この業界自体が、デザイナー育成・発掘の発想のそのものを変えるべき?なのではないでしょうか。

 

制限のない作品のコンテストをしたところで、それがメシの種になるような天才など、殆ど存在しないのですから。。。

ファッションMD講義。マネジメント講義「正羽村塾」企業・個人問わず、受講受けつけております。ご興味のある方は、このサイト内のSERVICEという項目をご覧ください。
お仕事依頼は、このサイト内の“お問い合わせはこちら”のボタンをクリックしてください。

この記事をシェアする