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私はマーチャンダイジング(以下MD)アドバイザーとして会社を設立し、今年で13年目を迎えます。これまで多くのMD改善業務に携わってきましたが、その中で最も難易度が高いと感じているのがアパレル業界です。さらに、そのアパレル業界の中でも特に難易度が高いのが「シューズショップ」です。この詳細については、最近弊社のサイトでも記事として公開いたしました。
また先日、私も講師として携わっている社会人向け教育支援「Fashion Re:ducation」のMD講義に、老舗シューズショップの受講者様がいらっしゃいました。その方から現場のお話を伺う中で、改めてシューズショップにおけるMDの難しさを痛感した次第です。
そこで今回の「MD視点で読む決算資料」では、シューズ業界に焦点を当て、株式会社ダブルエーを取り上げます。
同社は、手頃な価格と優れたデザインで人気を集める「オリエンタルトラフィック」や、繊研新聞社のベストセラー賞(レディス靴部門)を連続で受賞し続けている老舗レディスブランド「卑弥呼」などを擁する企業です。


今回は「MD視点で読む決算資料 ~ダブルエー編~」として、以下の流れで進めていきます。
【目次】
①ダブルエーの歩みと強み
②損益計算書の大枠
③売上・粗利・仕入・在庫→MD視点
1.売上推移の特徴
2.粗利率の推移からみえること
3.仕入金額の推移から見えること
4.在庫回転率の推移
〇MD視点で分析を終えて
ダブルエーは2020年1月期に東証マザーズ(現・グロース)市場へ上場して以降、積極的なM&Aを展開してきました。 2021年1月期(2020年5月)の「卑弥呼」のM&Aを皮切りに、2024年1月期にはレディスアパレルブランド「MISCH MASCH(ミッシュマッシュ)」を吸収合併。さらに直近の2026年1月期には、同じくレディスアパレルの「31 Sons de mode(トランテアン ソン ドゥ モード)」の事業を譲受しています。こうした事業拡大に伴い、売上高は上場時(2020年1月期)から約100億円もの増加を記録。M&Aによる多角化を進める一方で、主軸である「オリエンタルトラフィック」をはじめとした既存ブランドも順調に成長を続けています。
次に、ダブルエーの強みを見てみましょう。
同社の最大の強みは、以前執筆した記事でも述べた通り、独自の直貿ルート、いわゆる強固なサプライチェーンの構築にあります。過去の決算資料にも「当社グループでの商品仕入は、自社で企画開発した靴のデザインを、海外を含むパートナー工場及び貿易会社に発注・仕入しております」と記載されているように、その仕組みは決算説明会資料でも詳しく開示されています。
続きはこちらから
https://note.com/apparel_note/n/ndb7f2d7decd4
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
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