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アパレルECでは通常販売以外に、セール販売や予約販売が常に同時に行われていますが、それぞれの効果検証はしっかり出来ておりますでしょうか。
例えば卸ビジネスでは、半年先の商品をまず展示会でセレクトショップのバイヤーに見て頂き、そこでオーダーを取るというのが古くからの慣習ですが、同じタイミングで個人のお客様にも予約販売を可能にするケースがございます。(もちろん個人向けは卸価格とは違いますが)要は、サンプルで受注取っているタイミングで顧客からオーダーもらえるなら、売り消しせずとも初回発注に差し込めるからですね。その際、ECを活用する事も多く、プロパー期間ど真ん中でも予約販売が同時進行されている事があります。

既にオーダー済みでも数ヶ月先の商品の予約を取る事もあり、運用方法は違えど予約販売時の効果検証が必要になります。しかし、意外とこれができていない事が多いのです。
理由としては、
・商品詳細ページの中でどれが予約商品のページなのか分類ができていない
・購入時のデータに予約販売だとわかるフラグが付いていない
などでしょうか。今回はこれらを取得し、予約販売の効果検証を可能にする方法を書いてみたいと思います。
一番簡単な方法はこちらでしょうか。運用自体を変える必要があるかもしれませんが、設定の難易度は低いです。具体的な内容としては、
・アイテムカテゴリーとして登録する
・商品登録の際にタグを付けておく(Shopifyをお使いの場合)
などになります。GA4ではview_item・add_to_cart・purchaseの時点でアイテムカテゴリーを取得する設定があり、既にその設定が完了している場合はこれだけで取得可能です。アイテムカテゴリーは複数設定可能なので、大分類・中分類・小分類で差別化しても良いでしょう。Shopifyなら「商品タイプ」に登録しておくだけで取得できますので簡単ですが、複数カテゴリーは登録できません。Shopifyなら商品タグの登録でタグ別の効果が出せます。(ストア分析を活用)
ちょっと難易度は上がりますが、このような手法もあります。予約販売の商品ページには高確率で「予約」や「PRE ORDER」などの文字列が表示されており、それが表示された段階でGA4にヒット送信するというやり方ですね。簡単な手順としては下記になります。
①PRE ORDERの文字列が表示→カスタムイベントを発生させる(GTMのカスタムHTMLで可能)
②カスタムイベントの発生をトリガーにデータ送信
注意点としては商品ページ以外に「予約」や「PRE ORDER」の文字列があるとそちらも拾ってデータ送信してしまうので、固有の文字列で設定するか、特定のページ配下のみでイベントを発火させるなどの対策は必要になります。また、こちらのデータ取得ですとview_itemやadd_to_cartのようなアイテムスコープにデータが紐づいている訳ではありませんので、BigQueryでページタイトルに含まれるアイテム名と、アイテムスコープで取得できているitem_nameを突合させて、商品ごとの閲覧・カート追加・購入データを出す必要があります。やや面倒ではありますが、一度設定してしまえば運用を変える必要はありません。
一つは先述しました通り予約販売のみでアイテムごとの閲覧・カート追加・購入のデータが確認できます。その他は下記でしょうか。
①予約販売のページがランディングページになった際の効果検証
② ①の際の参照元別の効果検証
これら3つのレポートを確認しつつ、予約販売の中でどのアイテムが好調か?ページへの送客はしっかりできているか?広告にてランディングページを除外すべきか?など判断できるようになります。重要な内容であり、簡単に取得できていそうでやっていない事が多いものなのでご注意ください。特に予約販売の効果は再入荷を検討する材料にもなりますので、早い段階で効果検証しておきましょう。
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ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。Twitter(@fukaji38)株式会社StylePicks
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