ファッションビジネス ・リテールMDアドバイス ・マサ佐藤

MENU

ファッションビジネス ・リテールMDアドバイス ・マサ佐藤

アパレルECで次月にニーズのある商品を調査する方法

アパレルECの現場にて、

・運用はしっかり回っている

・最低限の整備もある程度完了した

という状態になりますと、先々の売上対策を積極的に実行していくことになるのですが、先々ニーズのある商品を予測した上でサイトコンテンツを充実させるのが効果的です。例えば、

「端境期になるとEC上ではアクセサリーや小物を検索するお客様が増える」

「今、買い足しておきたい小物特集」を作成

https://voice.hpplus.jp/20250627_oku/

(こんな感じ)

みたいな流れですね。毎年のことなのでそこまで大きなニーズの変化はありませんが、それでも予測の精度は高めておきたいところ。この場合、過去データからその時期どのようなニーズがあったか?を調査するのが簡単ですが、それ以外に「直近でどのようなニーズが増えてきているか?」を調査しておくと活用しやすいです。では、それらのデータはどう収集すれば良いか?について書いておきたいと思います。

■サイト内検索データを活用

まずは過去データの収集ですが、これはGA4を導入しておけば自動で収集されています。昨年のサイト内検索のデータから、お客様が何を求めていたか?がわかりますし、直近どのようなキーワードが増えているか?も使いやすいデータでしょう。

注意点としては、お客様は普段からSNSやメディア、店頭にてブランドの情報に触れていますので、その情報に影響を受けて検索行動を起こしています。なので、その年度ごとの展開によって検索内容が大きく変わることも多々ありますから、昨年データばかり見ていると対策としては不十分になりがちです。

■BigQuery × search consoleからデータ抽出

続いてsearch consoleのデータの活用ですが、BigQueryにデータをエクスポートしておくと抽出が非常に楽なのでおすすめです。こちらもサイト内検索と同様、昨年のデータを調査しつつ、どのような傾向にあったか?を掴むのは重要です。(BigQueryを活用しない、レポート画面のみの活用ですと1年半分のデータまでしか遡れませんのでご注意ください。)

そして、こちらもサイト内検索と同様に今年度の展開に合わせてお客様の検索クエリは変動します。なので、BigQueryにてあらかじめ、

「昨月から◯%以上クリック数が伸びたクエリ」

のような条件で抽出しておきますと、直近で伸びがあったクエリを探しやすいです。また、その際に同時に取得しておきたいのは、

・絶対数で何クリック増加したか?

・当該クエリで最もクリックされたURLとクリック数は?

などがあると、次の施策につなげやすいです。

そして、こちらの注意点ですが、予めそのキーワードが入ったWEBページが存在していないと検索クエリを検出しづらいケースがあるということです。自社ブランドのアイテム展開であれば、「ブランド名 ◯◯」と検索すれば、流石に自社ECにて検索で表示されるかとは思いますので、search consoleでも検出されるでしょう。ですが、セレクトショップのように多数ブランドを保有している状態。且つ、先々新しく展開予定のブランドなどは検索してもヒットしない可能性があります。そんな訳なので、先々展開予定のアイテムは商品ページを用意しておき、入荷通知を受け取れるようにしておくか、先々展開予定アイテムをブログ・特集などでまとめておくと良いでしょう。

■ニーズがあると判断した場合はどうする?

では実際に、直近で伸びている・もしくは伸びそうなクエリを発見した場合はどうするか?ですが、これは企業・ブランドのEC運用によって対策が変わります。大手で一番簡単なのは当該アイテムにてコーディネートをなるべく増やす、という手法でしょうか。

・商品の検索が上昇中

・当該商品のコーデにてバリエーションを増やす(CVR改善)

という流れですね。また、店舗を多く保有していたり、小回りのきくブログ運用を中心にサイトコンテンツを充実させているブランドでは、ブログ執筆で対策も叶でしょう。なるべくタイトルにブランド名・商品を差し込んでおき、SNSやメルマガで更新通知をプッシュ。検索が増えている=既存顧客も欲している可能性は大いにありますから、検索対策が完了しただけで放置せずにプッシュにも活用しましょう。多店舗展開しているブランドですと、店舗ブログで同じ内容を更新するのも微妙な感じになりますから、そこは分散させる必要があるのでご注意を。特定のアイテムカテゴリーでニーズが高まっているなら、書く内容を店舗の在庫状況に合わせても良いでしょう。このあたりは予め、運用のルール設定が必要なのでちょっとハードルは上がります。

このような手法にて、次月以降にどのアイテムにフォーカスしてサイトコンテンツを強化すれば良いか?は意外と調査可能です。特集記事のようなリッチコンテンツだと、準備に時間もお金も相当かかっていますから、直近のデータから判断してすぐ行動、という訳にはいかないでしょう。そのような時に、販売員さんのコーディネートや店頭ブログ(本部でも執筆されているケースはありますが)が有効活用できますので、ECの売上対策に利用してみてください。

弊社ではこのような、EC担当者が日々使いやすいテクニック等を講義でレクチャーしておりますので、ご興味がある方は是非一度、Fashion Re:ducationを受講してみてください。EC講義は11月より新講座がスタート予定で、9月より募集開始です。(お問合せはこちら。)

また、10月14日よりFashion Reducation「店長・エリアマネージャー講座」がスタートしますので、ご興味のある方はぜひ下記リンクより詳細をご確認ください。

Fashion Reducation「店長・エリアマネージャー講座」
https://style-picks.com/collections/fashion-reducation/products/area_manager_set

8/19に無料のプチ講義も開催します。→ 説明会申し込みフォーム

この記事をシェアする

RANKING POST

1

2020.07.07

大量生産と過剰供給は別物
2

2021.10.29

YouTubeは稼げるのか?!YouTube登録者1,000人のリアルな収益を発表
3

2020.04.27

EC・通販専業ブランドも標準店舗の概念が必要なのでは?

NEW POST

2026.08.06

アパレルECで次月にニーズのある商品を調査する方法

2026.08.05

Threads運用の注意点(続編)

2026.08.04

【10/14開講・特別チラ見せ】店長・エリアマネージャー講座で学べる『1点単価の重要性』

2026.07.30

時間が無いアパレルEC担当者に最適なShopify時短運用術

2026.07.28

【10/14開講・特別チラ見せ】店長・エリアマネージャー講座で学べる『売れ筋ペースの算術』

CONTACT US

小売ビジネスに関するMD(品揃え政策)アドバイス・サポートを
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

TRADINGPERFORMANCE

取引実績