メールマガジンを登録していただくと、セミナー・イベント開催のお知らせやブログの更新通知をお届けします
私は、1995年に物流倉庫のアルバイトとして、アパレル・ファッション小売業界に足をツッコミました。
私が若かった頃は、勉強が好きでなかった上に、仕事以外で仕事の勉強などは行おうとは、微塵も思いませんでした。とにかく目の前の仕事を一生懸命に行って、その後、(仕事のことや愚痴を)飲んで・語っていれば、自分自身が成長出来ると思っていましたし、この業界の40代・50代の方で、私と同じような経験をされた方は、多いのではないでしょうか?
私はそのような時間を過ごす中で、30代前半は仕事が出来ると勘違いし天狗になり、自信満々で外の世界に出たのですが、所詮私など”井の中の蛙大海を知らず”で、挫折し鬱状態にもなったこともありました。そのような時期に出会ったU師匠から、今の仕事で使う知識を勉強をした!ということは、このブログでも何度も書いてきましたが、当時38歳の私は物覚えが悪く、知識を習得するのに、多くの時間を要してしまいました。(師匠が頭が良すぎて、何を言っているのかわからない?ということもありましたが(笑))
しかしながら、もしも、あのときに師匠と出会い、勉強をする機会がなかったとしたら、私が今頃どうなっていたのか?は、全く想像もつきません。また、この知識をもっと若くして習得していれば、もっと良い仕事が出来たなぁ~と、思っていたときに、このブログでも記事を書いて頂いている、働くMAMEくんに。
”マサさんが学んだ知識を教えてくれませんか?”となり、そのことを教えていると、”マサさんは、教えるのがウマいですね!(お世辞カモ)”
ということがきっかけとなり、今の仕事のカタチとなりました。
前置きがだいぶ長くなりましたが、このコロナ禍で、対面講義を行うことは難しい状況にはなりましたが、それでも講義の仕事依頼を受けます。その講義の仕事で、私自身が特に感じることは?若い受講者の方が意欲的なことで、目を輝かせて聴講されている方も多くいらっしゃるということです。そのことで、若い頃の私に、学ぶ姿勢がなかったことを後悔するのですが、受講者の皆様方の真摯な姿勢を拝見すると、「この仕事を始めて良かったなぁ~」と、つくづく実感致します。
ですが、勉強をすることは当然大事なことなのですが、大事なのはその後です。
私の場合は、偶々ですが、知識の習得の前に実践を多くこなすことが出来ていた!という、幸運に恵まれており、知識の習得が後になりましたが、過去の自分自身の仕事を、後に習得中の知識で検証しなおしたり、独自に決算資料を読むことで練習したり、また、現在の仕事は実践の場が豊富なので、結果、使いこなせる知識となっています。
SNS等を拝見していると、知識の豊富さだけを自慢して、通訳が必要な英語ばかりを使って発信している人を良くみかけますが、そのような方々は、その知識の本質を理解しておらず、ただの頭でっかちな知識になっています。それでは、全く意味がありませんし、寧ろ業界に貢献するどころが、害を与える存在となっています。ですので、私は「弊社はなんでも解決します!」的な、アドバイザー・コンサル業の方々を全く信じておりません。
知識の幅は狭くても、その知識を使いこなすことが出来れば、知識の幅が広いだけの薄っぺらい人よりは、数倍業界に貢献できるのは間違いのないことです。ですので、若い頃に学ぶことの重要性に気づき、知識の習得に励む方々には、広く・浅い知識を習得することが重要なのではなく、学んだ知識を、地道に努力を継続し、反復練習等で”使いこなせる知識”にすることが重要である!ということを、意識して頂けると嬉しく存じます。今回の記事は、これで終了です。
この度は、記事を読んで頂きありがとうございます。次回もよろしくお願いいたします。
新しいサービスをスタートしました。店長育成にご興味のある企業・組織の方は、気軽にお問い合わせください。
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
小売ビジネスに関するMD(品揃え政策)アドバイス・サポートを
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。