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大手アパレルの25年上期決算・EC売上推移の第四弾はTOKYO BASEとUNITED ARROWSです。(1月決算と3月決算の会社…。順番めちゃくちゃですみません。)双方、セレクトショップの括りだという事でお許しください。それでは早速見ていきましょう。
25年1月期上期
売上:91億900万円(24年上期:96億5600万円)
粗利益:48億1000万円(24年上期:48億7000万円)
EC売上:14億9000万円(24年上期:24億5900万円)
EC売上内訳
自社EC:4億9500万円(24年上期:8億7300万円)
他社モール:9億9500万円(24年上期:15億8600万円)
TOKYO BASEの25年1月期上期は減収増益。引き続き中国店舗の撤退等がありトップラインは減少しています。撤退の状況ですが、海外店舗は上期だけで純減4店舗、昨年からは9店舗減っているので減収は致し方無しでしょう。
一方で国内既存店が110%と好調で、こちらは店頭回帰の恩恵を受けている模様。資料見る限り国内は特別悪いブランドは無さそうですね。(UT・ATの伸びはやや弱いが)また、インバウンドの恩恵は相当あったようです。海外でも認知度が高い国産デザイナーズブランドなどが中心でしょうか。
この状況で増益はポジティブに捉えて良さそうですが、トップラインが下がっているのに在庫が4億円以上増加しており、キャッシュフローは更に悪化しているのが気になりますね。海外店舗撤退もあるからこれも致し方ないんでしょうけど…。
株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。Twitter(@fukaji38)
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