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アパレル面接/トリッキーな質問どうすれば問題

こんにちは、働くMAMEです。いやー最近は死因になるくらい暑さがやばいですね汗
こんな陽気の時はキンキンのビールと冷奴とかでキュッと行きたいところですね。
さて今回ですが、面接における「トリッキーな質問どうすれば問題」についてです。
面接で唐突に繰り出される答えがないような質問についてどのように対応するべきか、多くの方からお問合せを頂戴するので、今回はそれについて回答していきたいと思います。
転職活動真っ只中の方の参考になれば幸いです。

○よくあるトリッキーな質問

まずトリッキーな質問とはどういうものかですが、上記にあるように「答えがないような質問」、つまり何が正解なのか?わからない質問です。
面接官の意図を想像しながら正解を準備している身としては、これはなかなかキツイものです。どのように対応するべきかについてですが、代表的なトリッキーな質問を紹介しながら見ていきましょう。
<代表例>
1、あなたは周囲の方からどういう人だと思われていますか?
2、あなたの転職軸はなんですか?
3、他に受けている企業はありますか?(もしくはどのような企業を何社?)

<面接官の視点と対応について>
まず前提ですが、上記いずれも余程ズレた回答もしくは答えられない(オドオドして回答が乱れるなど)という状態でない限り、減点される可能性は低いのでご安心ください。

例えば、特に多く問い合わせがある1についてですが、面接官が事実を確認できる術はありません。では何故このような質問をしているかでいうと、自己認知力と瞬発力があるかを確かめたいからです。客観的に自身がどのような人間だと思われているか理解しているか?ということに加えて、用意していないであろう質問にどの程度回答できるかを見たいわけです。
唐突に聞かれるとびっくりしますし、良い回答をしなければならないプレッシャーでリズムを崩されると思いますが、先述の通り余程のことがない限り減点はないので、過去言われたことや思い起こせることを自然に答えれば良いのです。
極端な事を言えば、「ひょうきん者だと思われている、と思います」とかでも良いわけです逆に話が盛り上がりそうですよね。
一方で、そうはいっても何か良いこと言いたい、心配だ!だなんて人は友人や担当のキャリアアドバイザーに「自分はどんな人間だと思う?」と事前に聞いておくと良いでしょう。

次に2について、転職慣れしてない人にとっては「転職軸ってなんのこっちゃ?」って感じだと思いますが、ようは転職で叶えたいこと、転職で改善したいこと、もしくは企業選びで重視していることについてです。
個人の転職軸なので、こちらも基本的には何を答えても良いのですが、難易度の高い面接の場合は「思考の深さ」のようなものを見ている可能性があります。
例えば、有名企業を受験しているとして、有名な企業で働きたい!といったかなり浅い思考で企業選びをしているのか、優秀な人材が集まるであろう有名企業で自身の成長を加速度的に叶えたい!といった考えがあるのかでは印象も評価も変わります。ひいては転職者自身の幸福度(や納得感)にも影響が出てくると思われます。
なので、この質問に限らずではあるのですが、なぜ転職をしたいのかを出発点として、叶えたいことや改善したいことはある程度まとめておくのが得策です。
事前に考えておくと、企業選びの基準にもなるので、転職活動自体がスムーズにする効果も期待できます。活動初期は軸が定まりきっていないので、転職課題の改善といった視点でも問題ないでしょう。

最後に3についても数多くの問い合わせを頂戴しますが、結論正直に答えるのが正解です。「御社以外受けておりません!」といった回答は確かに面接官からすると嬉しいのですが、面接評価につながるかというと、それとこれとは別問題です。
面接官としては他に受験しているところがある場合に結果出しなど諸々スケジュール調整をする必要があるために質問しているというのが背景です。なので、他に受験している企業がある場合は、後々見比べの必要が出てくるので、むしろ正直かつ正確に答えた方が得策です。正直に答えるのは怖いと思う人がいるかと思いますが、転職活動で1社しか受けていないのはむしろ計画性や効率の観点で疑問視される可能性もありますので、やはり正直者であることが一番です。

○最後に

上記からもお分かりいただいたように、トリッキーな質問は正直に対応すれば特段減点されることはなく、逆を言えば志望動機や強みのように大きく評価に影響するものではありません。質問の意図がわからず狼狽えてしまい、リズムを崩される方がほとんどですが、それこそが面接では最も避けるべき状態です。
なので、「どうせ大きな影響はないだろう」とどっしり構えて、リラックスして回答すれば良いわけです。

最後に、皆さんの面接での健闘を祈っております。
また、次回のブログでお会いしましょう。

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