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ECを取り巻く課題を現場の方々に聞いてみました

Fashion Re:duationにて、1/21にプチ講義を実施しました。内容は以前からお伝えしている通り、

「ECと販売」

「ECとMD」

それぞれの連動です。例えばECでよくあるタスクとして「コーディネートを更新する」というものがあります。他社のサービスを利用している場合、現場の販売員さんがご自身のスマートフォンでサービスを通じてアップロード。それがECサイトに反映されるという流れかと思われます。

しかし、ただただ更新してもらうだけでは機会損失が発生する事がありますので注意点があります。例えば下記のようなものですね。

◯EC × MD

ECの販売において一番売れるタイミングは初速です。ですから、EC側で販売スケジュールを事前に把握しておき、販売直後にコーディネートを更新します。

・コーディネートの更新の注意点

商品が販売されるタイミングでコーディネートの閲覧が増える。(データから確認可能)その中での優先度(アイテムカテゴリー・強化品番)を事前にチェック。販売員にコーディネートのバリエーションを増やしてもらいます。

◯EC × 販売

上記のような内容で販売現場に指示をする必要があるのですが、そのコーディネートを「誰に?」届けるか?も同時に考えなければなりません。ブランドのお客様が増えれば増えるほど、お客様の属性は多様になっていくので、特定のコンテンツが刺さりにくい人も増えていきます。

更新されたページを顧客全員に一斉にプッシュしても「自分には関係ないもの」として捉えられます。それを回避すべく、店頭含め「誰に・どのような」コンテンツを届けたいか?を日々考える必要があります。

・コーディネートを届ける際の注意点

コーディネートをあらかじめ分類しておき、それを特定のセグメントに向けてプッシュ。(ブログにしても良い。)予めお客様を分類しておく必要があるので、販売側が作成した切り口をECの顧客データでも反映させておきます。

おしゃれな40代・50代 冬のデニムパンツコーデ

年代別コーデでの切り口はわかりやすいセグメントですね。こちらの記事のようにブログにまとめた方がメルマガ等でプッシュはしやすいでしょう。

このように、1つのタスクをピックアップするだけで各分野での連動が必要なのがよくわかります。そんな訳で、今回ご用意している講義ではそれぞれがどう連動し、どこに注意すれば良いか?を重点的にレクチャーいたします。

■プチ講義の詳細

実際にそのような内容でプチ講義を実施しました。その際、参加者から実際に出てきました質問がありましたので、回答も添えて公開したいと思います。

<質問>

■フォローしてもらう仕掛けと構造的な考え方。売上を最大化するには何が最も重要か。

A. フォローはクリエイティブとターゲティングで割と何とかなる。が、セッションを増やせるかどうか?が最も重要。

特殊なことは後回しでまずは基本的なことを徹底する。

・新作のルール設定

・ルーティンで更新するコンテンツ(新作入荷・再入荷・イベントの告知と後日レポート・強化品番のコーディネートなどなど)

をSNS上でわかりやすく見せておきましょう。(ストリーズでプッシュしてハイライトに残すなど。)

■高単価商品(3万〜6万)をECで売る方法、広告の回し方、顧客を増やすための施策、など。

A. 優先されるのは下記。

・認知(できれば権威性・信用力)

 EX)東コレ出展・大手セレクトの買付け・著名人の着用・メディア露出など

・クリエイティブの質(撮影のクオリティ)

・手にとってもらえる機会の多さ

これらが担保された後、サイトコンテンツなどEC側の取り組みが重要になるが、高額なアイテムはECでも商品ページから離脱されるケースが多い。詳細ページにて情報量を増やす(コーデのバリエーション・ブログ等への誘導※ブログではライブ動画のアーカイブ等を用意など)、店頭(ポップアップ)へ誘導するなどが求められる。

■メルマガの開封率やクリック率向上したい場合、どのような考え方をすれば良いでしょうか?考え方や見るべき数値の定石を知りたいです!

A. 日本人は(iOS15以降)iPhoneのメールアプリを使っているケースが多いので、開封率は正確なデータが取りにくいです。なのでクリック(セッション増加)が重要。優先すべきは登録者数とプッシュ回数。お客様に自然にプッシュできるネタをたくさん用意しておくこと。ランキングはその最たる例。

あと人数が増え、年数が経つと大概効果は下がってくる。その場合、セグメント配信する必要あり。関係ない情報が届きすぎるとお客様もクリックしなくなる。

■店頭の方から在庫をECに共有してもらった際に、現場にフィードバックすべきデータは何が適切か?

A. 商品(もしくはカテゴリー)の閲覧数・購入数・購入金額(ページの離脱率も含めて良い。)が適切です。(エンゲージメント率は理解されにくいので。)

■卸中心のアパレルブランドにて、自社ECの売上対策はどうすれば良い?

A. 卸先のエリアにWEB広告出稿と、卸先でのセレクト内ポップアップを開催。(余剰在庫を活用)こちらも同時に広告を出稿するのが良い。卸先もリスクの無いシーズン中委託での商品フォローであれば喜んで受け入れてくれる。

■新商品が流れてしまい日の目を見なくなる際の対策はどうすれば良い?(特集で公開はしている)

A. ブランドの属性にもよるが一番売上が取りやすい切り口ギフト提案。意外と年間でタイミングが多くある。それ以外にもランキング、季節ごとの着用シーンの提案、主婦向けなら子供の送り迎えや会食、ママ友ランチ、旦那さんとのデートなどなど、様々な切り口で提案可能。

 

上記が今回出ました質問内容になります。時間の関係上、全てを詳細にはお答えできませんが、講義にご参加頂けましたらこれらの課題には全て回答できるような内容でご用意しております。詳しくは下記をご覧いただきまして、不明点はいつでもご質問頂ければと思います。

 

2月よりFashion Re:ducationによる新たな講義「EC×MD講義」「販売×EC講義」をスタートします(90分×6回)。

■MD・EC連携講義

EC・MD連携講義

■販売・EC連携講義

販売・EC連携講義

※2/13にまたプチ講義を開催予定です。

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