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アパレルの展示会において、営業担当者に「〇〇ショップのバイヤーはどんな発注をしましたか?」と尋ねるバイヤーやMDがいますが、私はこうした姿勢が非常に苦手です。率直に言えば、「今すぐ辞めてしまえ」とさえ感じてしまいます。その理由は、彼らに主体性が欠けているからです。自社のコンセプトや現状を深く理解していれば、自ずと必要な商品が見えてくるはず。有名ショップが選んだからといって「自社でも売れるだろう」と安易に考える「隣の芝生は青く見える」的な姿勢は、周囲に何のメリットももたらしません。
話は変わりますが、先日「Fashion Re:ducation」のEC担当講師である深地さんから、アパレルECにおける「スタッフ投稿ツールの経由売上問題」について詳しく伺う機会がありました。私はデジタル分野に疎く、これまでは深地さんの執筆記事を拝見しても理解しきれない部分がありましたが、ご本人による分かりやすい解説のおかげで、ようやくこの問題の本質を掴むことができました。
現在、多くの企業がスタッフ投稿ツールを導入しています。しかし、「隣の芝生は青く見える」的な姿勢で、有名企業の導入実績や「デジタル」という言葉の響きを過大評価するあまり、効果が不透明なまま安易に導入し、結果として不要な販管費を膨らませている組織が少なくない、という実態を改めて認識させられました。
こうした「手段の目的化」とも言える状況は、私の専門分野であるMD(マーチャンダイジング)においても全く同じことが言えます。アパレル小売企業が最も頭を悩ませるのが「在庫過多」の問題です。この課題を解決するには、MDの基本である「5適」を深く理解し、愚直に実践していく本質的なアプローチが欠かせません。特に商品分類を細分化・体系化し、在庫の質を瞬時に見極められる仕組みを構築すること。これができていれば、高価なデジタルツールに頼らずとも、不振商品や追加発注が必要な商品のあぶり出しは容易に行えます。
しかし、ここでもECツールの問題と同様に「隣の芝生は青く見える」心理が働いてしまいます。「有名企業が使っているから」「AIを導入すれば魔法のように在庫問題は解決するはずだ」といった安易な発想でシステムを導入する組織が後を絶ちません。ですが、私の知る限り、土台となるMDの仕組みがないままツールを入れたところで、その効果は極めて疑わしいと言わざるを得ません。
トレンドに左右されやすいこの業界において、「他社の動向」が気になるのはある種仕方のないことかもしれません。しかし、本質を理解していなければ、いかに進化したテクノロジーも「豚に真珠」となってしまいます。本来であれば、各分野の専門家の意見を仰ぎ、本質を見極めた上で導入を判断すべきですが、今の時代はその「専門家」自体の見極めさえも難しくなっています。もし、こうした現状に危機感を抱き、本質的な改善を求めて悩まれているのであれば、アパレルファッション業界の学びの場である**「Fashion Re:ducation」**をお勧めします。アパレルファッション業界の販売、EC、MD(MD担当は私です)の本質を見極められる各専門家が、基礎的な部分から実務スキルにおける部分まで丁寧に講義致します。4月より各講義がスタートしますので、ご興味のある方は是非下記のリンクをチェックしてみてください。
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4月25日より、私が担当するFashion Re:ducation「MD講義(3コース)」がスタートします。体系的にMDを学びたい方にオススメです。ご興味のある方は是非下記リンクをご確認ください。
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