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こんにちは、働くMAMEです。
9月も中盤ですが、今年は特に暑いまんまですね汗
これから夏が始まるんじゃないかって陽気でオジサンの体にはちょっと堪えるので、引き続きビールで栄養補給して乗り切って行こうと思います。
さて今回ですが、本社系職種で今有利に転職できる職種についてです。前回のブログ後に「販売職が転職で今有利なのはわかったけど、本社系で良い職種って何?」というお問い合わせをいただいたので、具体的な職種や状況を書いていきたいと思います。転職や今後のキャリアについて検討されている方は是非参考になさってください。
私が知る限り今最も有利に転職ができる本社系職種は生産管理です。
※わかりやすくするために本社系職種と記載しておりますが、商社やOEMなど小売以外の生産管理も同様です。
理由はシンプルに新規求人発生率および既存の求人数に対して、転職側の人数が少ないためです。つまり、他の職種と比較してより売手市場になっているという事です。
特に採用側からのニーズが高いのは経験年数が3年以上の30代で、転職市場での希少性の高さから年収面や内定獲得率の面でも非常に有利に転職できる可能性が期待できます。
※20代や40代ではダメなのかでいうと、そういうではありませんが、経験年数、定着率、組織の若返りなど諸々の要素で最もバランスが良いのが30代なので採用ニーズが高いというわけです。
上記で年収について有利と記載しましたが、例えば32歳で現年収400万円強だった場合、以前ですと現年収スライドか+10万円ほどが内定金額の通例でした。
一方、現在の転職市場であれば現年収+10%の440〜450万円は期待できる状況になっております。経験の親和性や面接の評価によっては+15%も望めるでしょう。
特段、転職を促したりするつもりはないのですが、生産管理の方で一定経験があり、現職に不満や問題がある方は今良い波が来ているので、転職を本当の意味で「成功」させる可能性は高いと思います。
また、各社が採用に苦戦していることから必須要件を緩和する動きがあり、未経験OKの求人も増えてきております。受験できる年齢層は絞られますが、これから生産管理を目指していきたいという方にも有利な状況ではありますので、これを機に挑戦してみるのも良いかと思います。
一方で、未経験で生産管理を受けていく上では、注意というか覚悟が必要になります。
どういう事かというと、教えてもらえる環境がない可能性が高いのです。
上記の通り、売り手市場であるということは企業が欲しい人数に対して人員が充足できていないという事なので、増員募集ではない場合は当然ギリギリの人数で運営されていることになります。そうした時に、教えてもらう気満々で入っていったとしても往々にしてその願いは叶わないわけです。
つまり、内定をもらえる可能性が高いが、自ら学ぶ姿勢や主体的な努力をしていく覚悟はより一層必要になるということです。増員募集の案件を狙って受けるという手もありますが、その場合は採用熱度が格段に低いので、書類や面接の通過率は同様に低下する事が予想されます。
また、あくまで傾向ですが、販売系よりもパタンナーや営業職の方が未経験からでも組織マッチする傾向が強いです。
転職で有利な職種というのは時期によって変化するので、転職を検討しているのであればエージェントや採用に関わっている知人から都度情報を得るようにした方が良いでしょう。また、転職活動はしていない状態であったとしても、職務経歴書など準備に時間がかかるものは事前に用意しておいた方が得策です。良い求人はすぐに決まってしまいますし、上記の「有利な状況」も3ヶ月で終わる可能性もあるので、良い波には早く乗れた方がいいわけです。
今回は文字数の関係で一職種の紹介となりましたが、またの機会に別の職種についても書いていきたいと思います。
皆さんのより良いキャリア形成を祈っております。
アパレル専門転職エージェントにてキャリアコンサルタント/ドラムンベースDJ。セレクト業態にて店長、バイヤーを経て、現職に。世を忍ぶ仮の趣味としてキャンプ始めました。
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