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アパレルECで効果的な記事コンテンツを見つける方法

アパレルECでそこそこ手間もコストもかかっているのに、いまいち効果が見えづらいものが特集・ブログなどの記事コンテンツ。販売員さんやECの本部スタッフが日々更新するブログは本数も多く、いちいち検証していたら日が暮れますが、広告代理店に外注しつつ費用をかけた特集記事ですと、本数も少なく効果検証はしやすいでしょう。(ていうか費用かけている分、費用対効果も求められるかと)

ブログの検証に関してはどこかの機会で執筆しますが、今回はこの「特集」のような記事コンテンツをどう評価するか?について、筆者が普段計測している内容を簡単に記載しておこうと思います。

■経由売上の確認

まずは経由売上の確認ですが、GA4で計測する場合は以前にも書いていますね。

GA4でコーディネート経由の売上を計測する方法

上記記事の内容はコーディネート経由ですが、ロジックは全く同じです。該当するページ経由のセッションを絞り込み、そのセッション経由で紹介した関連商品が売れたかどうか?ですね。

セグメント:特定の特集を経由したセッション

ディメンション:アイテム名

指標:アイテムの購入数・アイテムの収益

フィルター:紹介した商品名(複数ある場合は正規表現で抽出)

上記の設定で、特集記事を経由したセッションにて、紹介した商品が販売されたかどうか?がわかります。しかし、これだけで判断するにはまだ早計です。

■重要なのは初速売上

商品の販売開始・記事の公開、などなど何でも効果が一番高いのは「初速」です。なので、公開してから数日・もしくは一週間程度の経由売上をまずはしっかり確認しましょう。商品が販売される前に特集でプッシュしているなら、お客様に別のアクションを取ってもらう必要があります。例えば、

・「お気に入り」を押して頂く。

・入荷通知受け取りボタンを押して頂く。

・メールマガジン/LINE等を登録して頂く。

などでしょうか。売上で計測できない場合、これらにカスタムイベントを設定しておき、どの程度の効果があったか?を追っておきましょう。

■週単位で計測・必要であればリマインド

この計測を1week・2week・3week、と週単位で追ってみたりすると、どのタイミングで効果が落ちてきたのか?もわかります。セッションが十分に発生していない場合はそこでリマインドをしても良いでしょう。

プッシュするチャネルはメルマガ/LINE・モバイルアプリ・広告などになるでしょう。ブランドによって得意とするチャネルは違うかと思いますが、広告は自社でコントロールしやすい経路なので、しっかり送客しておきましょう。もちろん、効果が全然出ない事もあるので一定期間送客して効果が低いならランディングページの除外設定をしても良いでしょう。(普通に商品詳細ページに送客した方が効果が高いケースもあります。)

経由での売上だけが目的でない場合は、また別のKPIが必要なので用意しておいてください。先ほどのように「メールマガジンの登録」のケースもあるでしょうし、この記事を見たユーザーが後々、顧客になってくれたら良いという目的もあるかもしれません。(機能しなさそうですが)その場合、このページを見たユーザーでエンゲージメントが高そうなユーザーのみを絞り込み、GA4でオーディエンスリストを作成。その後、再訪を促進するなどの施策も考えることができます。

■セッションが促進されていないケースが多い

次に注意点ですが、効果が出ないケースで多いのはまず「セッションが少ない」ことです。広告の最適化に任せっぱなしでセッションが増えていない、メルマガ/LINEで1回プッシュしたけどその後リマインドしていない、などなど。

せっかくお金をかけて作ったページが本当に効果があるのか?すらわからない状態で放置されていることは非常に多いので、まずはここをチェックしてください。この程度なら数日で判断可能です。

■ランディングページ経由効果が弱い場合はセグメントを疑って

こちらもあるあるですが、そこそこの規模のECサイトになってきますとお客様の好みもそれぞれ違ってきます。特にセレクトショップやマルチブランド戦略のアパレル企業のように複数ブランドを保有していると、ブランドの買い周りも顧客属性もやや異なるでしょう。

そうなりますと、適切な顧客を適切なページに送客する必要があるのにそれが実現しないケースが多発します。わかりやすい兆候としては、ランディングページのセッションが多いのに購買に結びつかない、などでしょうか。(もちろん、単純に効果が弱いページもあります。)

ですから、週単位等で計測しつつ、効果が弱い場合は活用したセグメントはどうだったのか?も合わせて確認してください。ざっくりな単位でしか送客できていないなら、それが要因かもしれません。

上記のようなルーティンで、どの特集記事が効果的だったのか?がある程度判断できるようになるでしょう。筆者が計測する限り、記事の中で紹介する商品の数もある程度は影響しますが、あまりに多すぎても手間がかかるだけで効果が伸びなかったりもします。データを残しておくと、その後の運用を効率良く改善できますので、まずはこのような形式で計測をスタートさせてみても良いのではないでしょうか。

 

2月よりFashion Re:ducationによる新たな講義「EC×MD講義」「販売×EC講義」をスタートします(90分×6回)。

■MD・EC連携講義

EC・MD連携講義

■販売・EC連携講義

販売・EC連携講義

 

1/21にプチ講義を開催しますので、ご興味ありましたらご参加ください。

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