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アパレル業界への転職は難しい?

こんにちは、働くMAMEです。
めちゃくちゃ暑くなってきましたね。こんな時期はやっぱり塩辛いアテでキンキンのビールをやりたいところですね。
さて今回ですが、異業界からアパレル業界への転職についてです。
業界内の皆さんは意外に思われるかもしれませんが、異業界からアパレル業界を希望する方は一定数いらっしゃいまして、我々としても数多くの方から日々転職相談を承っております。アパレルへの転職可能性や今後起こりうる業界課題について書いていきたいと思いますので、アパレル業界にいる方、これから目指していく方も参考にしていただければと思います。

〇異業界からアパレル業界への転職可能性について

まず、異業界からアパレル業界への転職難易度(可能性)に関してですが、残念ながら他産業と比較すると「高め」であるというのが実状です。
以前のブログでも記載しましたが、アパレル業界は年齢や転職回数に関しては非常に寛容な業界である一方、いわゆるダイバーシティ化(異業界出身など多様性を認める)が進んでおらず、アパレル業界での経験が全くないという状況ですと転職難易度は高くなる傾向があります。
一方で、近年は多少緩和されている感があり、過去アパレル販売のアルバイト経験はある、もしくは親和性の高い接客経験がある場合には、内定獲得に至る事例が少しずつ増えてきております。

可能性のある職種としては、業界経験の基礎を積む上でもまず販売系求人があげられますが、経験がある場合にはIT系職種やロジ系職種、貿易関連など語学力を活かす職種で可能性があります。※アパレル業界で語学人材は超貴重

逆にそれ以外のMD関連、モノづくり関連などについては残念ながら転職の一刹那で就くことは極めて難しい(というかほとんど事例がない)ので、何かしらの職種で業界に入り、社内でジョブチェンジを叶えていく必要があります。

〇労働人口の問題

一方で、なぜアパレル業界でダイバーシティ化が現状も進んでいないかでいうと、大きくは以下2点があげられます。
1、育成に工数がかかる事を、各社各店舗で避ける傾向が強い。
2、異業界人材の採用経験の乏しさから、スキルと成長性がイメージできてない。

1については私も経験があるので気持ちがわからんでもないのですが、今後の5年10年を考えると、そうも言ってられなくなってくる状況が予想されます。

というのも、皆さんご存じの通りわが国では深刻な少子高齢化を迎えておりまして、若年層が少ないというばかりではなく、各産業で労働人口そのものが減少・不足していることから2023年時点でも「人手不足倒産」が過去最高になっているという状況があります。

各社の採用において、現時点では理想的な経験者ばかりではないまでも、応募自体は何とか来ているという状況があると思います。しかし、上記から近い将来より広い範囲で「応募が全然来ない」→「深刻な人手不足」→「事業継続自体が困難」いう状況へ(現実的に)発展してくリスクが予想されます。
育成は大変ですし、海の物とも、山の者ともつかぬ人を仲間に加えていくのは勇気のいることだと思いますが、一人一人が自身の雇用を守る、事業を継続させていく意味でも現時点から採用の多様化、育成環境の整備及び柔軟性を推し進めていく必要があるでしょう。

〇最後に

前職では未経験の方や異業界出身の方を育成させていただく機会がありましたが、自身の業務の傍らそれを行うのはなかなかに骨の折れることだったのを覚えております。しかしながら、特に異業界出身の方からは新卒でアパレル業界にどっぷりの自分では気付かないような新たな視点や知識が得られ、のちに店長になるにあたってそれらは大きな糧になりました。また、現在の自身のスキルや考え方においても大きな影響が出ていると実感しております。
入口こそ大変ではあるものの、受け入れていく事は自身だけでなく組織貢献においても大きな価値を持つようになると思います。そういった意味でも皆さん一人一人が異業界出身の方や経験の乏しい方にも寛容で、相互に寄り添っていける状態になると良いですね。
皆さんのより良いキャリアとご健闘を祈っております。

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