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instagram×POPUPショップの考え方

本日は、instagramで集めたフォロワーを効率よくPOP UPショップに集客するにはどうしたら良いか?について書いてみたいと思います。

まず、初めに考えるべき事として大事なものが3つあります。

1.都道府県の選定

2.開催期間の設定

3.商業施設の集客に頼らない

この上記3つが、集客において必須になる項目です。それでは一つずつ見ていきましょう。

1. 都道府県の選定

関東であれば都内、横浜が中心。名古屋は名古屋駅周辺、栄、大須など、名古屋駅から車で30分圏内が狙い目。大阪は梅田、又は難波から本町の間。福岡は博多駅駅周辺。

以上がinstagram経由で集客しやすい都市ですね。理由は、このエリアが特にアクティブユーザーが多く、instagramを見て行動してくれやすい都市だから、という単純な理由です。普段からinstagramメインで集客しているECサイトの購入履歴や、IGのインサイト、GA4のinstagram経由・都道府県別の効果を見ていればすぐわかる事ではあるのですが。

2. 開催期間の設定

開催期間に関しては金曜日に準備して、土日開催がベスト。祝日等重なれば3日開催でも良いですがあまり長くするのはお勧めしません。POP UPショップ集客は短期決戦が向いておりまして、長くやると限定感が薄れていくのと、日数が増えるほどかかる費用に対して見込める売上が下がっていくからですね。

3. 商業施設の集客に頼らない

ここは非常に大事なポイントで、集客を他人任せにしてしまうと不確実性が高くなりますし、当然朝から行列を作る事が難しくなります。特にinstagramは熱量が投稿に現れやすいので、POP UP集客についても同様に「商業施設に頼らない自分達で集客する」という熱が力になります。そう考えれば色々とアイデアが出てきます。逆に言いますとinstagramユーザーはブランド、企業側の熱量を画像やキャプションから感じ取り行動に移す、という事ですね。

2019年の過去事例ですが、実際に弊社が支援している企業様のPOP UPショップでは、廃墟モールと呼ばれニュースにもなるような商業施設に朝から100人以上並んで頂き、2日間で450万円の売上げでした。この時のフォロワー数は500人程度です。

※来店人数の目標の目安

フォロワー数から算出する来店人数の目標はPOP UP開催地域のフォロワー数(リーチ数)の0.3%〜7%が来店予想人数。1人でお買い物に来られる人は少ないので、この数字に1.5〜2を掛けたものがおおよその目安になります。

あとはフォロワー外もこの機会に獲得したいので、instagram広告でPOP UPショップ開催地域から考えて適切な地域や年齢を設定し、来店確率の高いフォロワーを集め、日々の投稿等で来店する確率をさらに高める、という流れになります。

instagramの各機能や広告を駆使し、ショップに来店していただける確率を上げるにはこのような考え方が必要になります。

皆様の参考になれば幸いです。

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