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こんにちは、働くMAMEです。なんだか最近急に気温が下がってきましたね。
まもなく10月ですし、肌寒い夜は熱燗に湯豆腐なんかでキュッといきたいところです◎
さて今回ですが、面接での定番質問「将来どうなりたいの?」についてです。
「過去の面接で聞かれたんですが、なんも答えられませんでした泣」なんていうご相談をたくさんいただくので、本日はこちらについて解説していきたいと思います。
近々に面接や、評価面談などが控えている人は特に参考にしていただければと思います。
将来どうありたい?入社後どうなりたいですか?といった未来軸の質問は概ね50%くらいの確率で問われる面接の「定番質問」です。
要は入社前から目標設定がきちんとできているか?ということを問われているのですが、1次面接はともかくとして、2次以降の面接官はココを特に重視する傾向がありますので、できればしくじりたくないところです。
一方、そもそもなぜこの質問が答えにくいかですが、シンプルに「わからない」からです。
どんな人たちがいて、どんな仕組みやフローで働いているか「わからない状態」において、自身が組織でどうなりたいかなんて想像できなくて当然なわけです。そういった意味ではこの質問自体がナンセンスとも言えますね。
加えて、もう一つの「わからない」が隠れています。それは将来っていつのことを指しているのか?という点です。どんなに聡明な人でも対象について「わからない」事柄には回答できないので、二つも「わからない」ことが含まれている本質問が難しいのも無理はありません。
上記で質問自体がナンセンスだなんて書きましたが、皆さんがそれをそのまま回答するわけにはいかないので、アドバイスについても記載していきたいと思います。
まず、二つある「わからない」のうち、潰せるものは自身で潰してしまうのが良いでしょう。具体的には、将来がいつなのかを自分で設定して回答してしまうということです。そうすれば、時間/期間的な「わからない」は潰せるので、だいぶ回答しやすくなると思います。
オススメの回答の仕方としては短期と中長期の二つに分ける方法です。
短期は1年、中長期は3〜5年のイメージです。準備に余力がない場合は中長期だけの回答でも良いかと思いますが、短期も加えることにより足元も見えていて、かつ未来軸についてもきちんと思考できているという評価も得られるのでよりベターです。
具体的な内容についてですが、以下2点を参考にしていただければと思います。
◇抽象度が高くても大丈夫
面接官がベースで重視しているのは上記の通り「目標設定ができている?」という点ですので、組織内情について知識がなく、抽象度が高い内容になっても問題ございません。(というよりかは、それが普通という認識を向こうは持っています)
◇採用側の視点を盛り込む
短期、中長期それぞれの期間で組織が求めている要素を盛り込むことが重要です。各社で微妙な差異はあるかと思いますが、ほとんどの企業で転職者に求められているのは下記の二つです。
・短期:言わずもがな即戦力性
→新しい組織でこれまでの経験を活かし、早期にキャッチアップができるかどうか
・中長期的:周囲に良い影響も与えられるかどうか
→より高い生産性を発揮しつつ、組織やブランドの発展にも寄与してくれるかどうか
中長期がやや難しいかもしれませんが、例えば後輩育成も立派な組織貢献であり、ブランドの発展に欠かせない事柄なわけです。デザイナーの方であればヒット商品の創出で顧客数や売上を向上(発展)していく、といった内容も良いと思います。
大事なのは自分にとっても、組織と顧客にとってもポジティブな世界観をイメージすることです。そうする中で、面接用ではなく本音としての回答ができるようになるはずです。
将来のことや、未来のことを唐突に聞かれるとギョッとするかと思いますが、質問者の意図を捉えていれば特段怖いことはないわけです。
また、転職活動中は内定獲得ということに注視しがちですが、ふとした時に転職した先の未来やキャリアヴィジョンについても考えてみると良いと思います。そうすれば、思い出した時に急に問われても自分の言葉で答えられますし、回答に窮するといった状況も回避できるでしょう。
皆さんのキャリアがより良いものになるよう祈っております。
また、次回のブログでお会いしましょう◎
アパレル専門転職エージェントにてキャリアコンサルタント/ドラムンベースDJ。セレクト業態にて店長、バイヤーを経て、現職に。世を忍ぶ仮の趣味としてキャンプ始めました。
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