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アパレル面接、基本のキ

こんにちは、働くMAMEです。すっかり寒くなってきましたね!
このまま永遠にアウター着ないのではと心配しておりましたが、今年もしっかりアウターが活躍しそうです、、、。
さて今回ですが、面接の基本について書いていきたいと思います。
良い回答ができているのに、なぜか面接に通過しないという相談をよくいただくので、見落としがちな基本についてあらためて解説してまいります。
普段のコミュニケーションや面談でも活かせると思いますので、よかったら転職活動をしていない場合も参考にしてみてください。

○意外と見落としがちな基本について

基本といっても挙げればきりがないのですが、一般的な企業の選考について主だったNGを以下まとめて記載しています。企業によってはかなり細かなところまで選考要素にしているのですが、まずはここを抑えれば面接の通過確度は格段に上がると思います。

□話しすぎている

面接で最初の質問が「自己紹介」になると思うのですが、より多くの情報を提供したいという思いからか、職務経歴を含めてかなり長尺で回答してしまう人が一定数いらっしゃいます。
しかしながら、面接官も人間なので、初めて会った人の話を黙って気持ちよく聞いていられるのはせいぜい1分くらいです。経験や経歴についてはその後しっかりヒアリングがあるので、自己紹介の域を出ない程度のシンプルな内容にまとめておくのが得策です。長さも45秒を目指して、1分くらいにはおさまるよう調整した方が良いと思います。
また、シンプルに転職理由を聞かれているのに、志望動機など他の回答を含めて話すのもNGです。その分長くなりますし、そもそも聞かれていないことまで回答しているという点で対人スキルを懸念されるリスクがあります。質問に対して適切かつ端的に答えていくということを面接でも実践してみてください。
ただし、面接の中盤以降で話が盛り上がった場合は、回答が長くなっても問題ございません。面接官との関係性もその時には形成されつつあるので、評価に悪影響が出る可能性はかなり低いです。

□正直(素直)じゃない問題

例えば、分からないことを質問された場合や、ネガティブなことを回答せざるおえない場合になんとなく取り繕ったり、ポジティブに脚色した内容を回答するといったケースです。
往往にして面接官はこの点を見逃さないので、この時点でお見送りになっていることがほとんどです(深掘りなど、程度追加で回答(挽回)できるチャンスがもらえれば良いのですが、、、)。ここでお伝えしたいのは、面接ではネガティブなことを言ってはいけない!という思い込みは捨てた方が良いということです。
面接官は大前提として誠実な方を採用したいと考えております。質問の内容によってはネガティブな回答になることは面接官にとって想定内なので、まずは正直で素直であることに徹していただければと思います。分からないことには素直に分からないと答え、次の面接までに勉強してくるなど、改善を伝えられれば特段評価に影響しないですし、むしろ誠実さという点では加点の対象にすらなり得ます。

□服装や身だしなみ

意外と見落としがちなのが、身だしなみについてです。
特にアパレルの面接は複雑で、ブランドによってはすごくファッション感度が高い私服を求められるケースもありますし、逆にビシッとトラッドな装いを求められるケースもございます。先方の印象とズレると評価にも影響してくるので、アパレル業界での転職活動をする場合は、エージェントなどに面接にふさわしい(先方の印象が良くなるような)服装は何かを必ず確認した方が良いでしょう。
また、清潔感も重要です。過去でいうと、回答は完璧だったが靴が汚かった、メガネに指紋がついていたといった理由でお見送りになった事例もあります。カジュアルな装いでいける面接であったとしても、この点だけは最後確認し、面接会場に向かうのが得策です。

○最後に

基本的なことではあるのですが、ある程度面接慣れしてしまうと意外と足元をすくわれるものです。色々と書かせてもらいましたが、総じて大事なことは思いやりといいますか、相手の視点に立つことです。
結構喋ってしまったが相手は疲れてないかな、、、このスタイリングで行った時に相手はどう思うかな、、、などなど相手の視点に立って考えて回答したり、行動することが面接通過ではもっとも重要かつ基本的なスタンスになります。逆にココがないとせっかく良い回答できる力があっても、元も子もないわけです。

最後になりますが、皆さんの良さがより明確に面接官に伝わるよう祈っております。
また来週のブログでお会いしましょう。

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