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働くMAMEの定番アイテム/#01 今こそALDEN

こんにちは、働くMAMEです。間も無く花粉の季節ですね、、、
何を隠そう、私は重度の花粉症でして、この時期は酒もろくに飲めないほど症状が悪化する1年で最も憂鬱な時期です。
早く大王製紙あたりが杉の木を全部ティッシュにしてくれないかなと切に願うばかりです。

さて今回からですが少し趣向を変えて、アパレル業界のブログらしく「働くMAMEの定番」と題してファッションアイテムについて3回くらいの続き物を書いていこうと思います。
初回は30代後半以上のセレクト出身者が大好き(私も大好き)なALDENについてです。
※ちなみにですが、当サイト/ブログの主である佐藤氏もかなり渋いALDENを複数足所持しております。

ALDENは海外で購入することが多かったので、当時の思い出や私の知る限りの海外ALDENショップ事情についても書いていきたいと思います。値上がりしまくり&トレンドでもないALDENですが、今後履いてみようという方の参考になれば幸いです。

○ALDENを知った頃

もはや10代、20代前半の方は存在すら知らないかもしれないALDENですが、私にとっては非常に思い入れのあるシューズメーカーです。

私が初めてALDENを知ったのは、前職のアパレル企業で販売を始めて間も無くの頃だったと思います。かれこれ16年以上前です。当時23歳ほどだったのですが、3年上の先輩がピカピカに光らせて履いているALDENを非常にかっこよく思ったものです。ただ、当時でも上代は98,000円だったので、新卒の私には到底手の出ない代物でした。
時を同じくして、ラルフローレンの新業態としてRUGBY が発足。NYの店舗でしか購入できないということで、私はRUGBYの商品と現地価格でALDENを手に入れるべく、ないお金をかき集めて単身NYに旅行に出かけることにしました。

○16年前のNY/ALDEN事情

NYのALDENショップはマディソンアベニューにあるのですが、想像していたよりもずっと狭い店舗だったのが印象的でした。ただ、内装やディスプレイは非常に凝っていたので、貧乏旅行客然とした自分には少々緊張感のある雰囲気でした。
ただ、お店の方は(愛想は良くないが)非常に親切で、拙い英語でも丁寧に接客をしてくれました。そこで初めて購入したのが#8カラーの990、いわゆるド定番のプレーントゥです。
他にも欲しいモデルがあったのですが、16年前の時点で既にコードバンモデルは枯渇状態。3つほどモデルを伝えましたが、マイサイズがスパッと出たのは990だけでした。
ちなみに、現地価格で当時は530ドル(今は現地でも倍の値段、、、)で購入できました。

日本との違いで面白かったのは「購入します!」と言うやいなや、いきなり握手され(良い意味で)馴れ馴れしくなるところ。そして、昭和の個人商店がごとく色々なオマケをつけてくれたことでした。「どうせ、クリームとかシューツリーとか持ってないだろ?売れ残ったやつオマケしてやるよ!」みたいなことを言っていたと思います。
かくして、23歳の冬、NYでALDENライフを開始したわけですが、その後も失敗も含めて様々なALDEN、ALDENショップと出会うこととなりました。

○北半球で最多の在庫量??ソウルのUNIPAIR

NYへの再訪、ハワイのLETHER SOULなど、その後も海外に行くたびに(お金がないのに、、、)ALDENを購入しましたが、最も衝撃的だったのは知る人ぞ知るソウルのショップ「UNIPAIR」でした。韓国とALDENという奇妙な取り合わせなのですが、とにかく在庫量が桁違いなのです。
そこでは986(コードバンローファー)を購入したのですが、なんと同モデル同サイズで4足のストックがありました(初めに見た商品のコンディションが今ひとつだったので、同じサイズでストックない?と聞いたところ、もう3足あるから一番気に入ったやつを選んでよと奥から運んできてくれました、、、驚)。いつもサイズないない問題がつきまとうALDENでここまで在庫が用意できるのはおそらくUNIPAIRだけではないでしょうか?
別注を含めて他にも様々なブランドを数多く扱っているので、辛いものと革靴が好きな人は一度ソウルへ遊び行くことを強くおすすめします。

○最後に残ったのは2モデル

趣味の変化、選択の失敗、時に金銭的な問題で泣く泣く、、、など手放したものもありましたが、最後に残ったのは冒頭の写真の986ローファーと中古で購入した6617(Vチップ)です。

986は甲のスリットが日本展開のモデルよりもシンプルで、まさにザ・ローファーといった王道なデザインが気に入っています。
履き味はメディアが言うほど良いものではなく、正直高級なツッカケといったところでしょうかw ただ、気兼ねなく履けていつも一緒にいるALDENとして愛着が持てるモデルだと思います。

一方で、Vチップはデザイン云々というよりモディファイドラスト(木型)の履き心地の良さが圧倒的に良く、こちらは雑誌やメディアが言うように下手なスニーカーよりも履き味の良さがあります。コードバンは#8カラー(バーガンディ)の方が人気があると思いますが、黒くパキッと光らせて履くとなんとも言えないオーラが出ます。

ちなみに、最も失敗したなと思ったモデルはコードバンのキャップトゥです。
我ながら渋いチョイス&サイズも慎重に選んだつもりでしたが、想像していた以上に足に馴染まず、足痛すぎ問題で手放してしまいました、、、、

○最後に

初回の働くMAME的定番アイテム、いかがでしたでしょうか?
次回も私が長年愛用している定番アイテムを紹介していきたいと思いますが、皆さんにとっての定番アイテムがあれば是非Xのコメントなどで教えていただけると嬉しいです。
また、次回のブログでお会いしましょう◎

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