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大手アパレル上場企業の決算が出揃う時期になってきましたので、毎年恒例でEC売上の推移を確認いたします。今年度第一弾はTOKYO BASEからです。
TOKYO BASE・UNITED ARROWS EC売上推移(25年上期)
上期の状況はこちらをご確認ください。海外店舗の撤退で業績が悪化しており、過去見た事ないくらいにキャッシュフローも悪化。ECは値引き販売ストップから売上は6掛け程度になっていましたが利益は改善傾向。初任給40万円の話題が盛り上がっていましたが、意外と人件費率高くないという状況。新業態の開発では打ち手が豊富で、次の一手はしっかり打っているという感じでした。
25年1月期
売上:202億700万円(24年:199億8600万円)
粗利益:104億3500万円(24年:100億1500万円)
EC売上:33億1600万円(24年:48億9900万円)
EC売上内訳
自社EC:10億8400万円(24年:15億3600万円)
他社モール:22億3100万円(24年:33億6600万円)
TOKYO BASEの25年1月期通期決算は増収増益。前期比101%で過去最高売上更新との報道ですが、内訳は店頭が昨対109%と好調に推移している一方、EC売上は昨対67.7%と大幅に減少。自社EC、モール共に大きく下げており、こちらは構造改革の影響との記載があります。要は値引きをストップしたので売上が下がりましたという事なんですが、モールはよく理解できるのですが自社ECもそれだけ値引きに頼っていたという事ですね。確かに、以前から店頭で販売員がお客様のLINEを聞き出した後、ECがプロパー期間でも10%OFFになるからと積極的に送客していた時期もありましたね…。
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ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。Twitter(@fukaji38)株式会社StylePicks
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