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「フォロワー数を増やしましょう」「リール動画をバズらせましょう」”だけ”の支援に価値は無い

■instagramにおける個人と企業アカウントの違い

個人アカウントの場合、「フォロワー数重視」や「リール動画をバズらせる」事が主流の考え方だったりしますが、その考えでは企業のアカウント運用は失敗してしまいます。企業アカウントの場合、見るべき「数字」が全く違うからです。例えばECが絡む場合ですとinstagramの数字以外に、ブランド指名検索の増加数やコンバージョン経路等をチェックする必要がございます。

ですが、ほとんどのinstagram支援会社はこれらを見る事はなく、重視している数字が違います。

その為下記の提案が主流になっております。

•フォロワー数を伸ばしましょう

•インフルエンサーPR施策をやりましょう

•プレゼントキャンペーンをやりましょう

•アンバサダー募集をしましょう

•リール動画を頑張りましょう 

こうなってしまう理由の一つは、instagram支援会社には物販や商売の経験者が少ないから、というのが大きな理由になります。なので提案・検証がふんわりとしてしまいミスマッチが多発してしまうのです。

フォロワー数=売上げではございません。

動画の再生数=売上げではございません。

1円でも多く売上げUPを、1人でも多くの来店を。この確率を上げる為のinstagram運用です。

■対人マンが考える支援とは?

◯企業のinstagram運用内製化

クリエイティブ制作は外注でもいいですが、運用は社内でやりましょう。赤の他人は事業理解も商品理解も顧客理解もしていません。5年10年事業を続けられるのであれば内製化して社内に知見をためましょう。

◯担当者がかわる前提でのルール作り

担当者は数年でかわる前提なので継続出来るルール作りが必須です。なので担当者任せではなく会社でルールを作りましょう

◯リーチ数は広告で

支援会社の「バズらせる」目的とは、結局リーチ数増です。これはリール動画を頑張らなくても広告で解決します。しかもリール動画のバズの場合、不特定多数にリーチしてしまい海外のみでバズる事も多々ございます。その点広告であれば地域、年齢、興味関心で設定出来ますのでターゲット像を絞り込み、興味を持っていただけそうな層にリーチが可能です。

◯数字の理解

フォロワー数やリーチ数以外にもインサイトで色々な数字がチェック可能です。売上げや来店に繋がる数字はどれなのか?数字を日々計測して理解する事が必須です。

◯instagram→店頭やECへの連携

instagram単体ではぶつ切りになります。売上げや来店増の為のinstagram運用なので連動して考えるべきです。ECであれば色々な機能との連携施策を考案する事が可能です。

このような事を考えてInstagramを活用していくのが企業の活用方法だと私は考えております。

皆様の参考になると幸いです。

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