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2025年のアパレル大手上場企業・EC売上推移の第五弾。今回は三陽商会とユナイテッドアローズをピックアップ。三陽商会のEC売上推移を確認するのは初めてなので、やや経緯が不明瞭の箇所(主に過去の店舗数推移)がありますがご了承ください。
売上:605億2600万円(24年度:613億5300万円)
営業利益:27億 1500万円(24年度:30億4700万円)
営業利益率:4.49%(24年度:4.97%)
EC売上:82億500万円(24年度:81億600万円)
三陽商会の25年2月期決算は減収減益。2023年に2015年以来久しぶりの黒字化、そこから24年度は増収増益と好調に推移していたのですが、25年度は昨対を落とす結果に。とは言えしっかり黒字は出しておりますで過去の推移を考えると良い状況といえるでしょう。
昨対割れの要因はマサさんの記事に詳しく書いてありますので、こちらを見ればMD視点で不振の要因は網羅できます。
https://note.com/apparel_note/n/ned342a5c4843
三陽商会の特徴としては、非常に高い粗利率なのですがこちらも上記の記事にて、
“三陽商会は他社と比較しても粗利率が非常に高く、その要因は自社工場の保有・自社生産によるものが一因。一方、粗利率維持と価格高騰から客数が減少している”
との考察があります。
売上や在庫関連は上記記事に記載がありますので、こちらでは主にEC関連中心に記載しておきます。
直近の25年2月期決算説明会資料は、実はページ数が表紙と目次を抜くと8ページ程度しかなく、めちゃくちゃ情報量が少ないです。なので、過去の決算書からEC売上の推移をまとめてみました。
ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。Twitter(@fukaji38)株式会社StylePicks
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