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こんにちは、働くMAMEです。
もうすっかり半袖の季節になってきましたね。忌々しい花粉がいなくなり、外で飲むビールもうまいので、もう言うことなしです。
さて今回ですが、アパレル業界年収低い?問題についてです。
昨今、異業界への転職を検討している方、異業界からアパレルへの転職を検討されている方の両方から「アパレルは年収低いですよね、、、?」なんて質問されることが多いので、今回はそれについて書いていきたいと思います。
結論でいうと、皆さんがイメージしているほど相対的に低いわけではないです。実年収についてはむしろ各産業と比較して平均的な水準ではないでしょうか。
仕事柄、異業界で働く多くの方の年収情報を確認させていただいておりますが、世間でイケイケと言われるような業界で就業していたとしても、他者と比較して優れた能力や実績がない限りは平均的な年収というのが実状です。
そういった意味からも、業界と年収は紐づかないというのが私の持論でして、業界よりかは企業選びの方が年収へのインパクトは高いと思います。
例えば、評価制度の明確な企業に転職するとか、自身の得意がより活かせそうな会社を選んでいくという具合です。
一方で、なぜ年収が低いという認知かでいうと、そもそもお金を軸としてキャリアを築いていない層が多いという特徴があるからだと思います。
憧れのブランドで就業するのであれば、薄給でも全然大丈夫という異業界では考えられない感覚の方が一定数いるわけです。当然、企業としては経済効率性の観点からそこに寄りかかりたいですし、その方が普通に考えて賢いです。
ただ、直近の傾向だと、いわゆる有名ドメスティックブランドや先進的なブランドなど、転職採用上買い手であっても年収水準が高いという状況があります。
一方で、なぜ異業界の方が年収高いという認知があるのかですが、一番の要因としては異業界求人の予定年収額が影響しているかと思います。異業界の求人を見てみると、良い年収がもらえそうな求人がチラホラあるわけです。
特段役職がついていなくてもその年収が叶いそうなので、「異業界すごいな!」となるのですが、そういった求人の中には負荷が非常に高かったり、過酷に成果を求められるものもある(というか多い)ので、転職の一刹那のもとに実年収として叶うかは別になります。
中には個人から3億円の契約を取らなければならないような仕事もあるので、そこで安定して成果を出すのは至難の業ですし、人によっては持続可能なキャリアになるのかという疑問もあります。
ノルマ的なものがないにも関わらず、高年収の職種や求人もありますが、その場合には高度に複雑で責任ある仕事になっていくと思うので、異業界転職云々というよりかは強烈に個人の能力が焦点になってきます。
上記の内容から、俯瞰的にアパレル業界も捨てたもんじゃないなと思うわけです。
一方で、年収を上げていくことにも触れるとするならば、上記の通り評価制度が整っているなど、正しい企業選びが重要になってきます。
そして、それが出来ている場合には、やはり個人の能力を上げていく、学びを継続して会社からも顧客からも必要とされる人材になっていくことが大事なわけです。
まとめると、年収≒企業×能力という考え方です。
特段宣伝ではないのですが、当ブログのオーナーのマサ佐藤氏や深地氏が発足したファッションビジネスのスクール「FRe:d」のカリキュラムがとても良いので、よかったら以下URLチェックしてみてください。リスキリングと言われるような、社会人の学び直しの機会としてオススメです。
⬛︎URL:https://style-picks.com/pages/fashion_reducation
最後に、皆さんにおかれましてはお仕事で大変な日々だと思いますが、どうか隣の芝の青さに惑わされず、自己研鑽に励んでいただければと思います。異業界に行く方が自分の能力が遺憾無く発揮されるという場合には、ぜひ転職をしてほしいと思いますが、好きな業界で年収改善を叶えられる方法もたくさんあるので、一度冷静に学びやキャリアについて考えてみてはいかがでしょうか。
皆さんの成長と年収アップを陰ながら応援しております◎
アパレル専門転職エージェントにてキャリアコンサルタント/ドラムンベースDJ。セレクト業態にて店長、バイヤーを経て、現職に。世を忍ぶ仮の趣味としてキャンプ始めました。
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