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雑誌社の運営するECサイト、特集記事も充実しているけど、メルマガの内容もちゃんとした提案多くてめっちゃ参考にしてる。
/集英社のアパレルEC「HAPPY PLUS STORE」、毎日更新の記事が購入後押し 年間の受注件数は約17万件https://t.co/vurLzAVevw
— 深地雅也 (@fukaji38) September 2, 2025
先日、とある記事をシェアしたところ、そのツイートにそこそこ保存がありました。雑誌社の運営するECサイトにて、記事を閲覧したユーザーのCVRが高いという内容ですね。大手アパレルはリサーチ範囲に入っていても、雑誌社のECまではチェックしていなかった方も多いのではないかと推察します。
筆者も仕事柄、様々なECサイトの記事を閲覧しており、もちろん雑誌社のECサイトの特集記事からメールマガジンまでしっかりリサーチしていました。なので、その中で「これは使い勝手が良い」と感じるものは自社のクライアントにも提案しており、その効果まで検証済みです。
そこで今回は、筆者が過去閲覧した雑誌社のコンテンツで、活用しやすいものをいくつかピックアップしてお知らせしたいと思います。(人の褌で相撲を取るとはこの事)
上記記事でも紹介されておりましたが、まず雑誌社のECは記事更新が強みとの事。
【50代ファッション】靴&ジャケット最旬アイテム éclat2025年10月号特集
こんな感じの軽い内容から、
ここまでヘビーなものまでピンキリですね。内容は普段、雑誌を読んでいればよく出てくるようなものです。(着用シーンの提案から10daysコーデ・気温別・ブランドのシーズンテーマ含めた新作紹介などなど。)
確かに更新は多いのですが、これを実現するのはめちゃくちゃ大変ですね。というのも、その為には非常に多くの画像枚数が必要になるからです。既に雑誌の発刊で撮影しているから画像がたくさんあるのか、それともEC用に別途撮影を組んでいるのか。どちらにせよ雑誌社としての強みを遺憾無く発揮していますね。(記事の企画立案からスタイリング・撮影ディレクション・執筆などなど)
なので安易に、
「雑誌社のようなコンテンツを増やせば売上が伸びる!」
と考えない方が良いでしょう。話題になった売上対策は脊椎反射で自社でやろうとするおじさんが業界にはたくさんいらっしゃいます。と通りすがりにドイツ人がマックで言ってました。私は一ミリもそんな考えが浮かんだ事はないのですが。
大手アパレルなら雑誌社顔負けの、非常にリッチなコンテンツが結構な頻度で更新されておりますが、あれも大手の資本力があるからこそ実現できていますし、1つのECサイトで100億円以上売るようなケースだと、手間とコストがかかっても吸収できてしまいます。(とは言えコンテンツは広告代理店に丸投銃声)
そんな訳で、そこまでコストはかけられないという方は、今の手持ちの画像を使って更新できそうな内容だけを参考にしてみてください。(特定のロケーションが背景にないと成り立たない記事は厳しいですね。)
それと連動して、メルマガの件名を見ていても同様の切り口でプッシュしているのがわかります。(特集みたいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。両方ともメルマガなんだぜそれで…。)


これはよく現場でもお話しているのですが、特集やブログの執筆での副産物は、それをメルマガでプッシュする事による「プッシュ回数の増加」です。記事の更新が多いのですから、その分メルマガの配信も多い上に、一度執筆した記事を使える間は何回かリマインドしています。
しかも記事のリンクを貼っているだけでなく、メルマガ自体の作り込みもかなり手間がかかっています。こちらでもよくある着用シーンの提案から、ブランド別のシーズンテーマの紹介までやっていたりとバリエーションは非常に豊富。(担当者にインタビューまでしておる…。)
そして、なんとメールマガジンの内容をWEBページにしておき、それが配信されている旨を商品ページに貼り付ける徹底ぶり。このような秀逸な内容のメールマガジンを我々は普段から配信しているんですよ、と言わんばかりの導線ですがとてもありがたいです。

(クリックするとメールマガジンと全く同じ内容のWEBページが開かれます。)
UIはどうなのか?ですが、これも参考になる箇所が非常に多いですね。

例えば上記のページでは特集している商品一覧の中でもピックアップアイテムをヘッダーで掲載しています。

また、商品詳細ページをスクロールしますと「同じブランドの商品」「同じカテゴリーの商品」「同じカテゴリーアイテムのランキング」が並びます。「過去閲覧したアイテム」や「この商品を見ている人はこんな商品も見ています」などは意外とクリック率が低い事が多く、この導線を上にしているのは納得感が強いですね。

お得意の記事への導線もしっかり整備されていて、自社の強みをこちらでも活かしています。デザインがキレイなサイトとは言い難いのですが、ユーザーに対して確実に情報をお届けしようという思いが伝わってきます。
最後はこちら。筆者は男性なので女性誌のECサイトを見る人の気持ちまではわかりませんが、雑誌社のECサイトやメルマガでは「エディター」「バイヤー」「スタイリスト」の文言を本当によく見かけます。もちろん、エディターやスタイリストばかりいる組織なので当然と言えば当然なのですが(バイヤーはともかく)、これは他のECサイトでもよく使われる手法でもあります。何でしたらフォロワーの多い有名エディター・スタイリストはブランドとコラボ商品まで展開するケースも珍しくありません。

スタイルに詳しい方のお墨付き、みたいな印象を受けますので、説得力が増すのでは?と考えますが、これらの切り口を多用できるのも雑誌社の強みと言えそうです。
いくつか雑誌社のECサイトにて注目すべき点について書いてみました。撮影と執筆に強いという点でめちゃくちゃアドバンテージがあるのですが、お金をかけずとも参考にできる箇所はいくつかあります。(手間はかけてください。)個人的にはもっと簡単で安価に経由売上を増やす方法はいくつか検証済みなので、もしそのあたりを知りたい方はぜひ弊社が運営する教育事業「Fashion Re:ducation」のプチ講義にご参加ください。(唐突な宣伝ですが、参加は無料です。)
ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。Twitter(@fukaji38)株式会社StylePicks
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