メールマガジンを登録していただくと、セミナー・イベント開催のお知らせやブログの更新通知をお届けします
大手アパレル上場企業・上期決算第三弾。今回はしまむらとTSI HDをピックアップ。ここ数年絶好調のしまむらと、業績は低空飛行もECの先進的な取り組みが注目されるTSIですが、詳細はどうだったのでしょうか。

26年2月期上期
売上:3435億7700万円(25年上期:3305億9500万円)
粗利率:34.9%(25年上期:34.5%)
販管費率:25.9%(25年上期:25.2%)
営業利益:314億6100万円(25年上期:314億400万円)
EC売上:88億円(25年上期:61億円)
しまむらの上期決算は増収増益で引き続き好調を維持。営業利益は微増、という程度ですが原因は販管費の高騰という事で、他のアパレル大手とは事情が違うようです。(大手アパレルは値上げの影響から在庫消化が進まない&気温の影響で3・4月に不振→セール強化から粗利率減少という流れ)
しまむらは全体で粗利率が改善されていますが、こちらはセールを抑制しての改善と記載があります。春夏の在庫消化が進まずセール強化→粗利率低下という状況でもなく(在庫はそれほど増えていません)、販売自体は良好に見えます。月次報告見ても3月のみ昨対割れも、その後は既存含めて全て昨対超え。

販管費の内訳では、勘定科目はどれもやや増加しており、出店・改装も相当多いのでそちらの費用が嵩んだ結果でしょうか。(続きはこちら→ https://note.com/apparel_note/n/n08be4e23c395)
ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。Twitter(@fukaji38)株式会社StylePicks
小売ビジネスに関するMD(品揃え政策)アドバイス・サポートを
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。