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梅雨ですね。
天然パーマには厳しいシーズンになっております。
こんにちは。
普通二輪の免許取得まで後数時間(きっかけはこちら)となりました
男42歳 BLITZ WORKS 青野でございます。
現在、NiziU のメンバーを覚えてる最中でございます。
みんな似たような顔してるし、似たような名前なので・・・(オッサンだからなのか?)
確実に覚えてるのは、J.Y.Park さんだけです(メンバーじゃないですが)。
パー子 Parkさんって本当に人間ができていて毎度のコメントに感動してました。スッキリみて。
Parkさんみたいな大人にならないとねっ!
そして、Parkさんを超えるビジネスマンにならないとね!!
という事で、不定期連載スタートです。
うちね。
BMCだけじゃなくてOEMの仕事もするんですが・・・・
お客さんの自称MDの人や自称企画の人と話す機会があります。
*自称MD:それいくら?
*J.Y.AONO:このジーンズは、8,500円で入れますよ。
*自称MD:じゃ、うちの利益率は50%だから・・・原価を1.5倍して、12,750円の販売価格だな。
*J.Y.AONO:・・・・・・(こいつ馬鹿じゃねーの?)・・・・・そうっすね(笑)
これ、どう思います?
意外と、こういう人が多いですよ(°▽°)
数学的(算数的)にいうと、『利益を乗せる』という表現を実行すると・・・乗法(かけ算)になるので、合ってるっちゃあってますが・・・
あっ?
そうですよ。
このブログは、アホな自称MDへ数学的理論を教えてあげる内容です(笑)
ほれほれ。
アホな自称MDのいう「利益率は50%」は、販売価格に対しての【率】です。
自称MDの販売価格で計算してみると
販売価格12,750円 – 原価8,500円 = 利益4,250円
利益4,250円 ÷ 販売価格12,750円 = 利益率33.3%
どう?
こういうアホな自称MDって、サプライヤーとしてはやりやすいっすね(笑)
共感してくれるOEMの方いっぱいいるんじゃないかな?
さて、
キミが計算したら、利益率50%のせると販売価格はいくらになる?
答えは、17,000円です。
はい。
上司から、「1,000円で仕入れた商品を利益率50%になるように売価決めて」と言われました。
キミなら販売価格をどうする?
利益率50%だから・・・原価1,000円を1.5倍して・・・販売価格1,500円!
とした人は、逆に新人類ですね。
ダメだよ。
も一回上を読んでみな。
ポイントは、【率】が何に対しての【率】なのかです。
利益率は、販売価格に対しての率ですよね。
販売価格は不明です(そりゃそうだ)。
今分かっている情報は下記です。
*仕入値(原価):1,000円
*設定利益率(粗利率):50%
*販売価格:1,500円ではない!
注目は、【利益率】は【販売価格に対する率】です!
これを踏まえて考えると・・・
*販売価格 = 仕入値(原価) + 利益
→販売価格率 100% = 仕入値(原価)率 50% + 利益率 50%
わかる?
利益率 50% :仕入値(原価)率 50% → 販売価格率 100%
利益率 40% :仕入値(原価)率 60% → 販売価格率 100%
利益率 30% :仕入値(原価)率 70% → 販売価格率 100%
利益率 20% :仕入値(原価)率 80% → 販売価格率 100%
利益率 10% :仕入値(原価)率 90% → 販売価格率 100%
利益率 0% :仕入値(原価)率 100% → 販売価格率 100%
利益率 50% っていうと、原価率は 50% です。
利益率 30% っていうと、原価率は 70% です。
大丈夫?
ついてきてます?
(比の計算)
利益率 50% :仕入値(原価)率 50% = 利益額 ? 円 : 仕入値 1,000円
仕入値(原価)率 50% × 利益額 ?円 = 利益率 50% × 仕入値 1,000円
利益額 ?円 = (利益率 50% × 仕入値 1,000円)÷ 仕入値(原価)率 50%
利益額 ?円 = 1,000円
って事は、
仕入値 1,000円 + 利益1,000円 = 販売価格2,000円
1,000円で仕入れた商品に対して、利益率50%となる販売価格は2,000円 です!
2,000円ね。
2,000円。
上の比の計算・・・理解できました?
アパレル業界の人って、パーセント(率)が出てくると突然数字に弱くなりますよね?
数学的(算数的)に数字を分解したのが上の比の計算であり、販売価格の計算方法の最も論理高い計算方法だと思っています( ✌︎’ω’)✌︎
なぜなら・・・実はいうと・・・俺って大学で代数学・微分積分・統計学の数学3つをAで修めた奴だからですっ(笑)
そうは見えない見た目と強面ですがね(涙)
ものの本を読んだりすると、率をグラフで表してからの〜掛け算やら割り算を使って販売価格算出における因子をつらつら書いてますよね?
もうね・・・こうやってタイプしてるだけでも、面倒になってきます(笑)
大切なのは、【何を用いて何を求めるか】のみです。
利益率から販売価格を求める事は、MD業務においてとても大切ですよね。
自称でも、周りから認められてるMDにおいてはさ。
これだけ覚えとこうぜっ!
もうこれだけっ!!!
(1 – 利益率)ってなんだ?
仕入値を割るってなんで?
もうそんな事は、気にしなくてよしっ!
この(利益率から販売価格を求める公式)だけ覚えよう٩( ᐛ )و
ほら、計算やってみよう。
「1,000円で仕入れた商品を利益率50%になるように売価決めて」と言われたら、
販売価格 = 仕入値(原価)÷ (1 – 利益率)
= 1,000円 ÷ (1 – 50%)
= 1,000円 ÷ (1 – 0.5)
= 1,000円 ÷ 0.5
= 2,000円
ね?
イーーーーーージーーーーーーーっしょ。
MDの方達は、膨大なSKUにおいて仕入計画や販売計画を立案し実行していかなくてはいけませんよね。
全てはお金が絡んできています。
お金という事は経営に直結してきます。
業務の効率化の為に、この公式を覚えておく必要があります。
企業として死守しないといけない利益率って決まっていません?
販売計画において全体・個体に対して最終の利益率って決まってません?
Aという販売価格からスタートし、セールでBという販売価格へ変更する。そして、最終Cという販売価格で処分する・・・・
こんな事は当たり前の業務ですよね?
利益率と販売価格の関係だけに絞って言いますが、
*Aという販売価格で設定する利益率
*Bというセール価格で設定する利益率
*Cという処分価格で設定する利益率・・・処分なので赤字になる事多いですがね
個体における商品サイクルに合わせて利益率を設定し、効率良く販売価格を決められます。
そして、全体MDにおける利益率を確保しながら販売価格をコントロールできます。
俺は、BLUE MONSTER CLOTHING というジーンズブランドを運営しています。
この公式を使って、個体と全体の利益率をコントロールする為に販売価格を変化させています。
MDにとっては、当たり前の公式ですがね・・・
NiziUをプロデュースするJ.Y.Parkさんも、
音楽スクールや事務所、アーティスト運営においても、
きっとこの公式を使ってると思いますよ( ͡° ͜ʖ ͡°)
では、また来月!
ローリー青野
(株)ブリッツワークス 代表取締役。完全無欠なリアリスト。ワーカジ ジーンズブランド BLUE MONSTER CLOTHING を全国展開。BMCホームページで「激白!ゼロからのアパレルブランドとお金の話」を連載中。Livedoorブログで「俺のブログ」を毎日アップ。現在、RadiotalkでBLITZ RADIO STATIONを開局して、話術の可能性を追求中。
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