メールマガジンを登録していただくと、セミナー・イベント開催のお知らせやブログの更新通知をお届けします
私のTwitterをご覧になられている方でしたら、知っていらっしゃることかもしれませんが、ここ最近。私は”数学”を猛勉強しています。(1日平均3時間くらい(笑))
何故、急に数学を勉強しよう!という気持ちになったのか?と言いますと、偶々入店した本屋の所謂”VP”の場所に、数学の本が置いてあったからです。
その本のタイトルは?
というタイトルでした。このタイトルが、兄は物理学部・亡くなった親父は工学部という、理系脳へのコンプレックスがある私には、秀逸でした
因みにそんな理系脳の家族に囲まれた私が、高1のときに数学を諦めてしまった理由は?
・記号がいっぱい出てきて、記号を覚えることを脳が拒否した。
・高1のときの数学の先生が嫌いだった。
この2点でした。特に上から目線で教える当時の数学の先公が嫌いでした(笑)。ですが、今回この本を読んでみると、あんなに嫌いだった数学が楽しくなってしまい、中学数学から勉強を始めたのですが、今では途中で諦めた”高校数学”の勉強を一生懸命にしています。
この数学の本の優れている部分を、以下私の独断と偏見言いますと。
・最初に中学・高校で学ぶべき”数学”の全体像が提示されてた。
・更に上記のことがわかりやすく分類されており、各項目のゴールが明確に示されていた。
・数学を学ぶことで、日常どんな場面で役立つのか?ということが示されていた。
・対話形式になっており、私のようなアホでも伝わる言葉を選んで話していた。
等でした。
これらのことは、人との対話が多い、私の仕事の目指すところでもあります。
私の仕事の一つは、マーチャンダイジングに関することを多くの人に理解してもらうことです。
しかし、もし私が上から目線で難しい言葉・指標等ばかり言って、”お前らこんなことも知らんのか?””バカにつける薬はないな”等というスタンスで、今の仕事をしていると、高校1年のときの私が数学をすぐに諦めたように、現役MDやこれからMDを目指す販売員たちに、全く良い影響を与えず、MDの数字に関する知識の習得を諦めさせることに繋がります。
ですので、私は日々MDに関することを”(多くの人に)わかりやすく伝える”という姿勢を貫かねばなりません。
また、これらのことはアパレル小売の色んな仕事に携わる人にも言えることでしょう。アパレル小売業界の仕事に興味を持って入ってきた若い人たちに対して、仕事を教える姿勢が。。。
・こんなことも覚えられないの?
・仕事は、自分たちの背中を見て覚えろ!
・抽象的な言葉。感覚論ばかりでナニイッテイルカワカンナイ!
等という姿勢では、ますますアパレル小売業界の仕事に携わろう!という若い人がますます減少していきます。
人に物事を伝える。教えるということは、簡単なようで実はとても難しいことです。
だからこそ、”自分の当たり前は他人には当たり前でない!””初めての仕事は、何もしらなくて当たり前!”という姿勢で仕事を実践することが、業界全体に良い影響を与えるのではないでしょうか?
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
小売ビジネスに関するMD(品揃え政策)アドバイス・サポートを
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。