ファッションビジネス ・リテールMDアドバイス ・マサ佐藤

MENU

ファッションビジネス ・リテールMDアドバイス ・マサ佐藤

「ギフティング」するならこんな風に

ファッション・アパレルブランドのソーシャル活用の際、よく使われる手法として「ギフティング」があります。インフルエンサーに商品をお渡しして、その着用画像をInstagram等で投稿してもらう事ですね。最近、あまりにこの手法が氾濫し過ぎていて、ユーザーにも「どうせ普段着てないんでしょ?」とすぐバレる始末。めちゃくちゃエンゲージメントの高いインフルエンサーが自然発生的に投稿してくれたものは一定の効果があるケースも見かけますが、販促施策としては割りに合わない事の方が多くなってきています。

 

せめてMD設計に組み込んでみては?

筆者も個人的に「ギフティング」はあまりオススメしませんが、やりようによってはまだ使える場合もあります。実行する場合は、MD設計に沿ってやりましょう。具体的にどうしたら良いか?ですが、

◯各月の強化品番と展開スタイル・販促計画(雑誌掲載など)を確認

◯該当品番をインフルエンサーに譲渡

◯商品販売スタートのタイミングで投稿してもらう

以上です。とっても簡単な事なのですが、意外とやっていないブランドが多く、インフルエンサーが投稿したタイミングでブランドのInstagramアカウントを見に行っても直感的にわからない事が多いです。細かい注意点がありますので、以下記載しておきます。

 

ギフティングとMDを連動させる際の注意点

・該当アイテムについてキャプションにしっかり記載しておく

インフルエンサーが投稿するのは、当然ながら自ブランドのアイテムを使ったコーディネート画像なのですが、どのアイテムがどのブランドなのかの記載が無い場合があります。基本的な事ですが、該当アイテムはトップスなのかパンツなのか、アイテム名は何なのか?までしっかり記載してもらうのが望ましいでしょう。また、デザイン性によってはディティールがわかりにくい物もありますね。特に無地物なんかは引きのコーデ画像ではどのようなアイテムかがわかりません。複数枚投稿で特徴も一緒にあげてもらえるようなら指示しておきましょう。

 

・プロフィールに飛んで来た際に直感的にわかるように

インフルエンサーが拡散する際、ブランドアカウントのメンション付きで投稿しますが、プロフィールに飛んで来た際にどのアイテムが該当するかフィードで投稿しておくのが良いでしょう。「強化品番」である事が前提ですから、当然フィードには投稿があって然るべきです。(ショッピング機能も付けておく事)投稿画像はECサイト内の記事コンテンツと連動しているのが望ましいですね。手順としては、

先に特集などの記事コンテンツを作成→記事内のビジュアルを使い、ミニブログ的にフィード投稿→ギフティング投稿

といった流れですね。また、記事を更新した際にはストーリーズでシェアしておき、更新告知を。その投稿をそのままハイライトに追加しておきましょう。ECサイト内ではトップページのスライダーにバナーを設置し、サイト内に流入してもすぐわかるようにしておきましょう。

 

・二次利用の許可をもらう

別途で料金が発生する恐れがありますが、出来れば投稿画像の二次利用の許可をもらって自社のコンテンツにしてしまいましょう。社内リソースの問題でコーディネート画像が不足している場合もありますから、スナップページのコンテンツを増やす事が可能になります。雑誌掲載されたアイテムなんかは、ユーザーもどう着こなせばいいかのコーディネートを探している事が多いので、自ブランド以外とコーデを組んでいるインフルエンサーの着用画像は重宝します。

メルマガ配信の際に、新着商品をインフルエンサーの着用画像で訴求する事も出来ます。また、記事コンテンツに差し込む事も可能になりますので、商品の展開計画が決まった段階で、

連動した特集などのサイトコンテンツ企画→イメージの合うインフルエンサーをキャスティング

という流れが良いでしょう。ここまで来るともう「ギフティング」ではありませんが、MD設計に組み込むならここまでやるのが理想的です。記事が投稿されるとインフルエンサーが自然と拡散してくれますし、Instagramだけでなく、ブログやTwitterを運用している方ならセットでURLをそのまま拡散してくれる事もあります。

 

上記が比較的簡単に出来るギフティングの利用方法でしょうか。とりあえずブランドの知名度を高めたいからと適当にギフティングしても、売上どころかWebサイトクリックすら発生しません。当然ながらフォロワーも増えませんから、認知に繋がらないのです。根幹であるMDがしっかり設計出来ているだけで、自動的にここまでやる事が決まってくるのですから、優先的にMD設計しない手は無いでしょう。くどいようですが、「EC強化!」を企業の方針として固めるという事は、「MDを緻密に設計する」と同義なのです。

この記事をシェアする

RANKING POST

1

2020.07.07

大量生産と過剰供給は別物
2

2020.04.27

EC・通販専業ブランドも標準店舗の概念が必要なのでは?
3

2020.08.04

画面ばかり見てないで現実を見よ!

NEW POST

2021.04.13

ECで新規ブランドを立ち上げる際に行っておくべきこととは?

2021.04.09

vol.13 死に物狂いで金を稼ぐということ

2021.04.08

お客様の課題じゃない事を無理やり押し通すのやめません?

2021.04.02

ネガティブをポジティブに伝えよう

2021.04.01

ECに精通したMDって何?

CONTACT US

小売ビジネスに関するMD(品揃え政策)アドバイス・サポートを
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら