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勇気を持って『3.11の思い出』

こんにちは、働くMAMEです。緊急事態宣言が延長になってしまいましたね。医療の現場を考えると仕方のない判断かもしれませんが、買い物に行ったり、飲みに行けるのを楽しみにしていたので残念です…。

さて今回は少し趣向を変えて、私の思い出話でも書いてみたいと思います。ちょうど10年前、2011年3月11日に起こった東日本大震災についてです。当時、販売をしていた私の状況や考えていたことが、コロナ禍で戦うアパレル従事者の皆さんの参考になれば幸いです。

 

◯震災が起こったあの日

まず、簡単に当時の私について触れておきたいと思います。当時の私はメンズのセレクト業態に就職して4年目で、青葉台にある店舗のメンズ責任者を担当しておりました。

地震が来たのはちょうど私がレジで会計をしている時でした。はじめはすぐおさまるだろうと呑気にしていたのですが、什器が倒れるほど揺れが強くなったのでさすがに身の危険を感じました。あまり状況がわからないまま帰宅指示で街に出ると、あちこちで電信柱は倒れていて、駅は人でごった返しになっていました。メガホンで叫ぶ駅員から日本大震災が起こったことを聞いた私はようやく状況を理解しました。電車はずっと止まったままだったので、停電で真っ暗な夜の街を歩き、明け方ようやく自分の家にたどり着くことができました。

 

◯震災以降の日常

2日間の自宅待機ののち、私達は店舗を再開することになったのですが、営業時間や電気使用量など厳しい制限を余儀なくされました。しかし、何よりも辛かったのは本当にお客様が来なかったことです。誰も来ない店の中で、たたんである服を何度もたたみ直すことだけを毎日繰り返しました。たまにお客様が来て、一所懸命接客するのですが「こんな時に買い物だなんて不謹慎だよね、、、」と言って大体の方がすぐに帰ってしまいました。

今振り返ると、こうした状況は一時的なものだと考えられるのですが、震災被害、原発事故、景気低迷など様々な社会不安の中で将来について安心感を持つことができませんでした。

気晴らしに飲みに行っても、節電で暗くなった街はなんとも言えない不気味なムードで、この暗い時代がずっと続くのではないか、、、販売員としての自分の価値は消失してしまうのではないか、、、なんてことばかり考えておりました。

こうした状況、今の状況とかなり近いのではないでしょうか。

 

◯不安から脱出するために

ウジウジしていても始まらないので、何かやろうと次の2つを実践することを決めました。

1つ目は学ぶことです。

勉強嫌いではあるのですが、それまでの自分では厳しい状況に太刀打ちできないですし、学びで得る前進感は精神衛生の面でも良いだろうと考えました。ちなみに、私が選んだのは商工会議所カラーコーディネーターの勉強でした。色彩系の資格の中では比較的ロジカルで理系的な内容だったので後輩にも伝えやすく、店頭VMDでは直接的に活かすことができたことから店舗運営で大いに役立ちました。

 

そして、2つ目は励ますことです。

私自身に元気があったわけではなかったのですが、それ以上に後輩スタッフがすこぶる元気がありませんでした。「頑張ったってどうせ無駄なんです、、、」と漫画のようなセリフを吐くので、とにかく毎日励ましました。そして、時におどけて笑わせることで一瞬でも不安な気持ちを忘れてもらえるよう徹しました。

また、少し元気になった頃には、自身が勉強していることを積極的に教えて実践させました。今までよりも良いレイアウトができるようになると、後輩も私もすっかり前向きな気持ちを取り戻し、お客様も少しずつ戻ってくるようになりました。やはりスタッフがニコニコしているお店の方が、お客様も入りやすいわけなんですね。

 

◯最後の最後は元気が重要??

結果的に、私の店舗は比較的早い段階で売上を回復することができました。私自身、あまり「やる気」とか「根性」で物事を語るのは好きではないのですが、店長会での暗い面々を見ているとモチベーション(元気さ)が決定的に違っていたような気がします。そして、そこに勉強の成果がうまくハマってくれたことが、成果を最大化する要因だったのではと考えています。

 

最後に、今回このような内容にした理由なんですが、厳しい時代で働くアパレル従事者(特に店舗で働いている方々)に元気や勇気を持ってもらいたかったからです。リーマンの時も、震災の時も本当に苦しかったですが、経験上そうした時代が続くということはありませんでした。元気で前向きに仕事に取り組むこと、それを周囲に分け与えること、そして(ちょっとずつでいいので)何かを学んだり挑戦することを続けていれば、きっとお客様も戻ってきてくれるはずです。

緊急事態宣言は伸びてしまいましたが、もう少しの辛抱です。みんなでこの時代を元気に乗り切っていきましょう。

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