メールマガジンを登録していただくと、セミナー・イベント開催のお知らせやブログの更新通知をお届けします
こんにちわは、働くMAMEです。GW期間中、皆さんいかがお過ごしでしょうか?私は休暇が取れたものの、これといってやれることもなく、すっかり思い出迷子です。
さて、今回はGW期間中なので少しライトに私の趣味、DIY (日曜大工)について書いていきたいと思います。DIYには仕事にも通ずる学びがたくさんあるので、趣味もキャリアも(?)充実させたい方の参考になれば幸いです。
最初に、なぜ私がDIYを趣味とするようになったかでいうとシンプルにお金がなかったからです笑。オシャレで自分の使い勝手にぴったり!な家具が欲しいわけですが、そういうものほど高いので、20代だった当時は(というか今も)全く手が出せないというのが実状でした。そうした時、幸いにも実家に工具が豊富に揃っていたので、自分で作ることを選択しました。
では実際、お金をかけずにオシャレで自分にぴったりの製品が作れたかでいうと、、、そうでもありませんでした。
今でこそ、それなりのモノを低コストで作れるようになりましたが、当初は「これ家具屋で買ってきた方が安かったんじゃないの?」なんて失敗もシバシバで、積み重なる材料費と不恰好な仕上がりに頭を悩ませていました。
じゃあ当時と今、失敗と成功を分けているのは何かでいうと「前行程」です。
特に重要なのが「けがき」といわれる木材に設計図(どこを切って、ビスを打ち込むかなど)を書き込んでいく作業で、ミリ単位のズレが製品の仕上がりに大きく影響します。ただ、この作業は非常に地味で面倒くさいのです。作るものによってですが、苦痛と言っても過言ではありません。お金があったら「けがき」だけやってくれる人を雇いたいくらいです。
しかし、その苦痛に耐え、際の際まで正確に「けがき」を行えば、製品としてのクオリティは格段に上がります。また、材料費も無駄にならず、とっても経済的にお気に入りの家具を手にすることができるわけです。
黙々と作業をしていると、いつもなぜか前職、アパレル時代のことを思い出します。
私のアパレル時代は偉大なる諸先輩方とは違い紆余曲折、失敗と成功の繰り返しでした。悪いことは覚えているタチなので、あの時なぜ失敗したのかな?なんて考えているとDIYの失敗と同じく、前行程に抜かりがあったように思います。
販売時代、行き当たりばったりで(自身のセンスを過信して)無計画にVMDを組んでいるときは思ったような成果を得られませんでしたし、バイヤー時代も仕入れ計画がズサンな時は想像以上に多くの品番をマークダウンしなければなりませんでした。
逆に、何かしら目標や計画が明確に設計できている、面倒くさがらず前行程がしっかりできていた時は成果を残すことができていました。また、多少の誤差や失敗があってもリカバリーや受身が取れる状態が作れていたように思います。
しかし、当時は愚かにもそこに気付けていませんでした。時代は進みましたが、そういうことを考えていたり、教えてくれる組織は今も少ないように思います。キャリア相談でお会いする方々と話していると余計にそう感じます。
もしも当時、私がDIYをやっていて、前行程の大事さに気付けていれば、、、もしくは教えてくれる人がいれば、、、今ごろ超有名バイヤーになれてたかもしれませんね笑
今の時代は本当に何が起こるかわかりません。アパレルだけでなく、私が従事しているキャリア関連の仕事もそうです。そうした中で忙殺されて、気持ちの余裕がなくなるとついつい行き当たりばったりで仕事をしがちになってしまいます。特に私なんかはそのクチです。
しかし、それで思うような成果や学びを得ることは難しく、仮にうまくいったとしてもそれは「ラッキー」だったということでしかありません。なので、こんな時代だからこそ前行程を大事にする働き方を意識してはどうでしょうか。多少の失敗はあっても、結果として成果と顧客貢献を叶えることができるはずです。少なくとも今よりずっと可能性を高められるでしょう。
そして、最後の最後に、、、私の趣味で半分を占めるような今回のブログを読んでいただき、ありがとうございます。皆さんのキャリアと豊かなDIYライフを応援しております。
では、まず椅子を作ってみるところから始めてみてください笑
アパレル専門転職エージェントにてキャリアコンサルタント/ドラムンベースDJ。セレクト業態にて店長、バイヤーを経て、現職に。世を忍ぶ仮の趣味としてキャンプ始めました。
Twitterはこちら
小売ビジネスに関するMD(品揃え政策)アドバイス・サポートを
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。