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vol.21 宣伝です。宣伝しかしていません。

 

こんにちは。寒くなってきましたね。山梨では毎朝、車のフロントガラスの氷を溶かす仕事から始まる季節になってしまいました。とある店舗では、朝晩のVMDを変えて、本格的に冬物のセールがスタートしています。この朝晩の気温差なんかに着目したことがなかったので、目から鱗でした。

さて、そんな本日ですが、思いきり宣伝をさせていただきます。言い切ってしまった方が気持ちいいので言い切ります。

以前、マサさんより「宣伝に使ってもいい」と有難い言葉をいただきましたので、その言葉に甘えまくって宣伝いたします。すみません。また、読んでくださる方には何ら役に立つような文章ではありませんので、興味がなければブラウザバックしてください。

 

①来春より


突然ではございますが、来たる2022年の春より、新たなOMOTE TO URAのS/Sがスタートいたします。アパレル小売に主眼をおいたままコンセプトの再策定を行い、取り扱うプロダクトも変え、商品を投入するパターンとタイミングも大きく変えます。また、ずっと何も発信してこなかったコンテンツも新たに用意し直し、定期的に配信して参ります。コンテンツに関しては、手伝ってくださる方を新たに迎え、より深く、より楽しんでいただけるように準備しています。

このきっかけとなったのは、やはりコロナ禍という状況でした。

日常であれば、僕は都内にも、そしてあらゆる場所にも出かけることができました。しかし、この状況となり”わざわざオシャレをして出かける”ということが無くなり、ある一種の虚しさのようなものも感じました。そして、そんな中でも凄まじく速いこの業界のサイクルに疲弊してしまい、”ファッション”そのものの在り方(というか、一体なにができるのかとか、やる意味みたいなことです)のようなものも考えました。ワダとして受けるデザインの仕事はコンスタントに頂いておりましたが、それをわざわざSNSやオンラインで発信する気力も失せてしまい、許可取りさえ行わない怠惰な精神状態となっておりました。

また、環境のせいにするわけではありませんが、山梨という「地方」ではより上記のことが顕著となり、原動力と理由を探すことに大変戸惑いました。とある国内の大御所ドメスティック系デザイナーが「ファッションは都会にしかおけない」と言っていましたが、それもその通りだと思います。

しかし、それでは今までOMOTE TO URAで商品を購入してくださった方や密かに応援してくださる方に示しがつかず、また自分を諦めたような気がして、どうも納得がいきませんでした。発信したいことや、誰かに伝えたいことは山のようにあるけど、半ばそれに諦観してしまうことが許せませんでした。このことは、事業を継続する上で最も大切なことのように思え、原動力を失ったらもう前に進まないのだと思いました。また、勢いや小手先だけの策で乗り切れるほど甘っちょろいものでもないのが現実です。

ですからしっかりとした準備期間を確保したうえで、区切りの良い来春よりリスタートさせていただきます。

 

②現在の進捗


先述した通りコンセプトを変えたことによって、そしてOMOTE TO URA【表と裏】という言葉そのものも見直す中で、新たに取り扱うジャンルを決定しました。現在は、その準備を粛々と進めている最中です。

念のためにワクチン接種をしてから、埼玉県に買い付けにも行きました。勿論、今までと同じくアパレルに主軸を置いたまま(そしてよりパワーアップさせた形の)、植物に関連する商品を扱います。これは、自然豊かな山梨県という場所そのものの強みでもある上に、一つの在り方のような気がするのです。

また、アパレル小売の方に関しても、同時に準備を進めており、これまでとは違うラインナップになります。まだ全貌は明らかにできませんが、よりシンプルにモノを売る。そのことを追求していきます。

こうなったきっかけはコンセプトの見直しでもあるのですが、詳しい話は来春からのOMOTE TO URA Contentsにて書きたいと思います。

因みに植物(特に日本に自生するタイプの)を家に一鉢置いておくと、より気温や天候が影響するので、アパレルの人にとっては「良き相棒かも」なんてことに気づきました。気温が下がれば葉が色づき、やがて落ちていきますしね。

 

③スケジュール様様


そしてこの準備期間で最も痛感したことは「スケジューリング」の重要性です。学生時代より、マサさんにそのことをかなり教えていただいたのですが、このことは本当に大切なことです。いついつまでに、どのようなタスクを終わらせるかという大きな括りを用意して、小売であれば年間の(当然シーズンで分ける場合もある)

・To Do的スケジュール

を用意しておく。そして、MD的な数値とスケジュールの両方を相互的に関連させていき、テーマとの擦り合わせを行う。まるで受験勉強のような感じがしますが、感覚的にビジネスがうまくいくことはないと思っていますので、重要なことの一つです。

ワダの本連載は年内最後となりますが、今年もお読みいただいた方々、ありがとうございました。来春からの新たなOMOTE TO URA、そしてMSMDさんでの連載、双方頑張って参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。(ワダアサト)


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