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自己PRが書けない、、、

こんにちは、働くMAMEです。
少しずつ気温も下がって、お洒落が楽しい季節になってきましたね。
さて、今回ですが、職務経歴書の自己PRについてです。
最近、面接でのアピールは雰囲気で凌げるが、自己PRが書けない、、、文章化が難しい、、、というお悩みを多くもらいます。今日はその点について解説したいと思います。
今悩んでいる方や、今後転職を検討している方も是非読んでみてください。

◯特別な事を書こうとするのは逆効果

まず大前提として、自己PRはかっこいい内容や特別な内容である必要はありません。
無理に尖った内容を絞り出したり、創作?したとしても往々にしてあまり人事には刺さらないのが実際です。これはデザイナーなどのクリエイティブ系職種でも同様です。

例えば、エージェントとして良く見る悪い例としては以下の通りです。
・自身は独創的な感性があり、前例のないアイディアや方法が提案できる
・ファッション以外のカルチャーにも詳しく、あらゆるジャンルに精通している

読者の皆さんとしてはどう感じたでしょうか。一見するとアパレル業界では評価の対象になりそうですが、採用担当目線ですと内容にやや不安、というより書類通過は難しいと思います。
(一部のブ◯ックなコレクションブランド等では評価されるかもしれませんが、、、、)

100歩譲って、2つ目は情報感度が高いと言う点で評価の対象になるかもしれません。
しかし、1つ目は本当に独創的なアイディアや方法論が出せたとしても、それが今後も実現可能なのか不安が残りますし、面接ならまだしも書類選考段階でそれを確かめることや、読み解くこと自体が「めんどくさい」んですね。自分自身が人事だったらそうは思いませんか?
人事はすごく忙しい職種なので、そこまで丁寧に対応できるかというと、、、ちょっと考えにくいと思います。

では、どうするか?について次で見ていきましょう

◯面接以上に再現性を感じさせるのが重要

以前、「面接でのアピールや強み」についてブログで書かせていただきましたが、職務経歴書の自己PRにおいても(と言うか面接以上に)再現性が重要です。ここでいう再現性とは「組織や環境が変わっても繰り返し実行できる」という意味です。
地味な内容でも良いですし、どんな小さなことでも構いません。「再現性」が感じられる仕事上のスキルや強みがわかりやすく書かれている方が書類選考をする人に安心感を持ってもらえますし、通過率も高くなります。

ここでは詳細な内容については省きますが、
書類が通過しやすい良い例、項目としては以下の通りです。
・計画性/目標から逆算して業務を設計し、優先順位に沿って業務を進めることができる
・情報収集力/業務に必要な情報を収集し、活用することができる
・分析及び提案力/顧客を知り、分析し、その特性に沿った適切な提案ができる

どうでしょう?地味なようですが、しっかり仕事をしてくれる安心感、転職後も活躍できそうな印象を感じていただけたのではないでしょうか。
また、自己PRの記載に悩んでいる方にとっては「これなら何かしら具体的に書けそう!」と思える内容だったのではないでしょうか?

また、視点の違う話なのですが、一定規模以上の企業の場合、書類選考の第一ステップを担当するのは自分と同じ(もしくは募集内容と同じ)職種の方というわけではありません。まずは人事が選考を担当し、その後に実務者に面接の依頼やお伺いを立てると言うのが通例です。当然、人事はその募集職種の経験者や実務者だとは限りません。
なので、その職種においてのみピーキーに刺さる内容だったり、特別な派手さがあってもあまり作用しないわけなんですね。そういった内容が全て無駄とは言いませんが、それは職務経歴書ではなく、面接でアピールする(メインではない)項目の一つくらいに考えておいた方が良いでしょう。

◯最後に

書類選考で職務経歴書を読み込む時間については諸説ありますが、平均するとわずか30秒ほどではないかと言われております。
なので、少なくとも自己PRを書く際には、ヴォリュームで悩む必要は、、、ないでしょう笑
(実際にたった3〜5行ほどのヴォリュームで通過している人も沢山います)
あとは、あまり謙虚になりすぎず、小さなことでも胸を張ってアピールする勇気を持つことが重要です。よくマサ佐藤氏が「小さなことからコツコツと」というキーワードを使われますが、生活でも仕事でもそういうことが一番大事だったりするわけです。

皆さんの小さな努力の積み重ねが「安心感/人材としての良さ」として伝わり、より良いキャリアが開かれる事を願っております。

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