ファッションビジネス ・リテールMDアドバイス ・マサ佐藤

MENU

ファッションビジネス ・リテールMDアドバイス ・マサ佐藤

TSI HD・しまむらEC売上推移(25年2月期上期)

大手アパレルの25年上期決算・EC売上推移の第三弾はTSIとしまむらです。ここ数年、ずっと好調を維持しているしまむらと、業績立て直し中のTSIですが、双方どのような上期だったのか振り返ってみたいと思います。

■しまむらの上期は引き続き絶好調

25年2月期上期
売上:3305億9500万円(24年上期:3168億3800万円)
粗利率:34.5%(24年上期:34.5%)
販管費率:25.2%(24年上期:25.2%)
営業利益:314億400万円(24年上期:301億7300万円)
EC売上:61億円(24年上期:31億円)

コロナ禍以降、無類の強さを誇るしまむらの上期は増収増益と引き続き好調をキープ。相変わらずの低粗利率ですが、ローコストオペレーションは健在で販管費率は脅威の25.2%で、この粗利率なのに営業利益率は9.5%。年商は上期だけで137億円程度伸ばしており、昨年よりも伸びが良いですね。元々、しまむらは店頭メインですしECは始まったばかりなので、店頭回帰のトレンドに載乗りやすい上にECは伸び代しかありません。

■ECは引き続き好調・シャンブルが懸念

EC売上は上期だけで30億円増加と、売上のペースは昨年より上がっています。しまむらのECに関しては、多過ぎる型数の中からどのペースでEC上のSKUを増やしていくのか?が問題ですが、直近の型数を調べてみますと約2800型と、今年度のスタート時よりやや少ない状況。(パッと検索したところ、レディース1778・メンズ369・キッズ242・寝具インテリア430、みたいな状況)まだまだわかりやすくSKUを増やしていないようなので、なるべく縦に積んでいる商品の消化を進めているのでしょうか。24年通期と比較しますと、メンズだけやけに型数が減っておりますので、入荷のタイミングの問題かもしれませんが。インフルエンサー絡みの商品展開は相変わらず多いので、それらの商材にて在庫を縦に積んでいる可能性はあります。

続きはこちら。https://note.com/apparel_note/n/n44081805a57c

この記事をシェアする

RANKING POST

1

2020.07.07

大量生産と過剰供給は別物
2

2021.10.29

YouTubeは稼げるのか?!YouTube登録者1,000人のリアルな収益を発表
3

2020.04.27

EC・通販専業ブランドも標準店舗の概念が必要なのでは?

NEW POST

2025.11.18

マーチャンダイザーの仕事とは?

2025.11.13

アンドエスティ・三陽商会EC売上推移(2026年2月期上期)

2025.11.11

マーチャンダイザーは10月売れたからといって油断するな!

2025.11.06

アパレルEC:店頭からEC送客の効果を計測する方法

2025.11.04

郊外型ショッピングモールのリーシングは、東京資本の低価格ショップばかりで良いのか?

CONTACT US

小売ビジネスに関するMD(品揃え政策)アドバイス・サポートを
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

TRADINGPERFORMANCE

取引実績