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本日のテーマはMeta広告の地域設定について。
まずフォロワー3000人程度までは日本全国、又は主要都道府県で地域設定をして新規ユーザーへの認知獲得を目指していきます。ここからが問題なのですが広告の最適化の弊害で、実は広告表示の内訳が主要都道府県の人ばかりになっている事が頻発します。そこで、ECでの物販であれば、instagramの数字と並行して都道府県別の出荷件数なども計測する事をいつもおすすめしております。
※結果、約20都道府県で70%から80%を占めている場合がほとんどです。
しかし、ここで考えていただきたいのは残り27都道府県では物が売れないのか?という事です。そんな事は無いですよね?
そもそものお話になりますが、物が売れるのは商品が目に触れたり広告を見たりとお客に「認知」してもらうことが大事です。そして、instagramのみでの認知を考えた場合、「オーガニック投稿での認知」又は「Meta広告での認知」に分けられます。特にブランド、企業の場合はMeta広告を使用して認知を取っていく場合が多いです。ここで気をつけていただきたいポイントが、
①Metaの最適化による弊害
②CPC重視の広告設定
の2つになります。
まず①の最適化による弊害ですが、
「最適化=クリックされる確率をUPさせる」
という表現が1番しっくりくるかと思います。簡単に言えばアクティブユーザーの多い都道府県に広告の表示回数が偏ります。その為東京、神奈川、埼玉、愛知、大阪、博多、北海道あたりに広告の表示回数の大半が持っていかれます。これが問題点の一つ目です。
もう一つのCPC重視ですが、こちらは「単価が低い方がクリックされる」という意思が強く働くことが弊害になります。会社の方針やルール的なお話にも関わってきますね。
Meta広告の場合、CPCの単価を目標にしてしまうと日本全国又は主要都道府県でしか広告表示されにくくなり、その結果フォロワーの偏りが生まれてしまいます。
この2点の弊害がありますので、フォロワー3000人程度からは認知のとれていない都道府県での認知獲得を目指していただきたいと思います。特に3000人程度になってからまず認知をとっていただきたい地域は下記の地域になります。
栃木県、茨城県、群馬県、静岡県、岐阜県、宮城県、広島県、岡山県、三重県、滋賀県あたりは広告で強化していただきたいです。そして、並行してGA4で広告経由の地域別セッションと売上のバランスを見ながら微調整してください。少ないセッションで売上を獲得できる地域が意外と簡単に見つかります。逆に、現在配信されている広告経由で、少ないセッションで売り上げが取れている地域が先に見つかるようでしたら、まずはその地域から強化していくという手順でもかまいません。
是非フォロワー数だけではなくフォロワーの中身(都道府県別のフォロワー数)を、ECの出荷件数を見ながら考えてみてください。
皆様の参考になれば幸いです。
過去150社以上のinstagram運用支援の実績を持つ謎のマーケッター。(Xはこちら)
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