ファッションビジネス ・リテールMDアドバイス ・マサ佐藤

MENU

ファッションビジネス ・リテールMDアドバイス ・マサ佐藤

認知獲得はいつまでやればいいのか?

「instagram = 認知獲得の為のSNS」

instagramは「購入してくれる確率が高い人」に効率よく知っていただく為のSNSです。ここを基本に使い方を考えていきましょう。

■instagramでの認知獲得にゴールはあるのか?

ここに関してよくお話させていただくゴールは、

・instagramが無くてもお客様の「脳」で明確に認知している
・instagramを活用しなくてもリピートしてくれる
・紹介(口コミ)で事業が成立する

事がゴールだと考えております。(あくまで理想ですが)

ではInstagramでの認知獲得の考え方ですが、

①SNSは卒業していくもの

②お客様は卒業していくもの

③スマホで記憶する世の中

この3つの事象を前提とすると、アカウントをスタートして3年以上経過すると一定数の離脱があり、その離脱数はゆるやかに右肩上がりで増加していくと考える事ができます。なので離脱数以上に認知獲得数をUPさせないとinstagram起点での売上げが鈍化していく傾向にあります。

■離脱を確認するKPI

ここで見ておくべき数字がいくつかあります。

①日々のフォロワーの増減

②週間の外部リンクタップ数

③ECへの指名検索

上記3つの数字は是非追いかけて頂きたいです。instagramのフォロワーは徐々に減るものであり、常にここと向き合う必要があります。そしてこのフォロワー数の減少はひと月ごとで見ると、同じようにゆるやかに右肩上がりで減少していきます。(フォロワー数の減少を0にする事は不可能だと考えておく方がいいです。)

そして外部リンクのタップ数ですが、70%〜80%の割合で「初めてinstagramのアカウントを認知した人」がプロフィールにあるリンクをタップしている傾向にあります。ここからブランド名や屋号が覚えられやすい場合は、検索エンジンからの指名検索に切り替わります。なので、こちらをしっかり考えておかないと2ヶ月後・3ヶ月後・半年後の指名検索が増えていかなかったりします。

これらの考え方から、ブランド・企業アカウントで売上げを上げていきたいのであれば新規の認知獲得は考え続けないといけないことがよくわかりますね。

様々な業種業態を見ていても、Meta広告ではCV目的の広告の割合が非常に多いです。なので、可能な限り認知獲得の為の広告設定も合わせてして頂きたいですね。予算の割合ですが、認知獲得の為の広告予算は全体の50%〜70%で組むのが良いと考えております。衝動買いで購入しない商品の場合、ユーザーの動きは下記のようなパターンを想像していただきたいです。

広告→認知→観察→納得→指名検索→購入

■最後に

フォロワー数が数ヶ月変わらないアカウントは、フォロワー増加数とフォロワー減少数が同じという事なので、プラスにもマイナスにもなっていないだけです。毎月100人や1000人が入れ替わっているだけなので、購入してくれる確率の母数は増えていません。認知獲得に終わりはありません。

・都道府県別→市町村別

・年齢層別

ここを細かく考えていく事も必須なのでご注意を。では皆様の参考になれば幸いです。

この記事をシェアする

RANKING POST

1

2020.07.07

大量生産と過剰供給は別物
2

2021.10.29

YouTubeは稼げるのか?!YouTube登録者1,000人のリアルな収益を発表
3

2020.04.27

EC・通販専業ブランドも標準店舗の概念が必要なのでは?

NEW POST

2025.04.28

Fashion Re:ducation 講義内容説明会開催のお知らせ

2025.04.25

働くMAME的定番アイテム/HATして!Good

2025.04.24

Fashion Reduction – 社内研修への対応について

2025.04.22

Fashion Re:ducationにおけるMD講義の教材について

2025.04.17

Fashion Re:ducationにおけるEC講義の内容について

CONTACT US

小売ビジネスに関するMD(品揃え政策)アドバイス・サポートを
ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

TRADINGPERFORMANCE

取引実績