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GA4でコーディネート経由の売上を計測する方法

来年の7月から現状、多くの方々が使われているユニバーサル アナリティクス(以下、UA)のサポートが終了するということで、明日2022年7月1日から計測スタートしておかないと来年には「昨対が出せない」状況になります。で、Google側はGA4の導入をめっちゃ勧めてくる訳ですね。

(そんな急かさんでもわかってるて…。)

そんな訳で我々もお仕事柄、GA4に対応すべくいじりまくる日々。専門家のセミナーも手当たり次第参加し、過去計測していたデータは取れるのか?また、新しくどのようなことができるのか?について確認しております。Googleさんと違って弊社のクライアントから急かされることはあまり無いのですが、来年自分が困ることになりますので今のうちに導入を完了させております。(チェックアウトページがいじれないshopifyの導入めっちゃ苦労した…。)

で、以前こちらのブログでも書きましたが、

コーディネートページってどの程度効果があるの?

コーディネートページってどの程度効果があるの?

コーディネート経由売上の水増し問題は現代社会の悪しき習慣なので現状も其処彼処で発生しているのですが、GA4になった途端に「計測できなくなった」では非常に困ります。ということで、今回はGA4を使って同じことができるのか?について確認してみました。

◯「探索」を活用

使う機能としては探索になります。まずはこちらで、

「空白」を選択。

ディメンションに「アイテム名」。

指標に「購入」「購入による収益」を選択。こちらで期間中に売れたアイテムと金額を抽出できます。次に、コーディネートを経由したセッションを抜き出しますが、こちらはセグメントを活用。

「ページの場所」を選択し、特定文字列を「含む」にしてURLを設定。(この場合は/snap/を含むURL)コーディネートに使用されている関連アイテムも絞り込む必要がありますので、AND条件で「purchase」を選択し、item_nameにて絞り込みたいアイテム名を入力。こちらで完了なのですが、関連アイテムが複数ある場合がとても面倒です。

UAの場合、正規表現で複数のアイテム名も「|」を活用することで簡単に絞り込めていたのですが、GA4の場合はアドバンスフィルタのような箇所が存在しませんので絞り込むためには1点ずつ上記画像のようにアイテムを登録していく必要があります。1つのコーデに3点アイテムを着用している場合、AND条件で3つアイテムを絞り込んでおかなければなりません。設定自体はそれほど難しくないのですが、このあたりが微妙なポイントですね。Googleさん、頼むからアップデートしてくれませんかね…。(他に良い方法がある!という方がいらっしゃいましたらお知らせください。)

GA4の完全な切り替えは来年の7月からのお話なので、まだそこまで焦っている事業者さんは少ないでしょうけど、導入を検討されている場合は、現状のKPIがちゃんと計測できるか?は確認しておいた方が良いでしょう。

サイトコンテンツの効果検証は難しい?

(コーディネート経由の場合はこちらの記事のように「ザッピング」を導入するだけで計測はできるんですけどね)

アパレルECは施策によって計測するKPIが大きく変わってきますから、来年になって急に「計測できない!」と困惑されないようご注意ください。アパレルECにおけるKPIの設定と、それに合わせたGA4側でのレポートのカスタマイズは弊社でも対応可能ですので、お気軽にご相談ください。(メニューはこちら。

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