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私たちのようなものが図を作成する目的は”相手に物事をわかりやすく伝える”ことを目的としています。
以下の図を皆さんご覧ください。
*画像が紛失していまいましたm(__)m
これは、私がある資料を基に作成した資料になりますが、皆さんこの図を見て”何が言いたいのか”理解できますか?(因みに言葉と数字は、わかりやすくするため変更してます。)
このような図は私もよく使いますが、この図だけでは、正直何を言いたいのかは、理解が難しいです。読者の皆さんはより理解が難しいでしょう。
この図が”何を伝えたいのか?私が勝手に推測すると?
①在庫を残していることを伝えたい。
②セールをどれくらいしているか?を伝えたい。
おそらくこのことでしょう。
そもそも、この異なること2つのことを一つの図として伝えようとするのが、混乱?や理解不能を招くわけで、このことはできれば分けて考え、一つ一つ丁寧に伝えるべきです。
①の在庫を残していることを伝えたいのであれば、以下の図ではどうでしょうか?
(こちらも画像が紛失してしまいましたm(__)m)
まず違いとしては?
・参考ながら売上をくっつけていること。
・一応。期間設定してあること。
・仕入原価5500万円に対して売上原価が5000万。期間で500万在庫を残したこと。(期間の消化率約90%)
・次に伝えたい事(ここであれば②のこと)へ向け、相手に問うていること。
このことです。このことをより深く理解してもらうには、基礎の理解と前提条件が必要です。また、ごちゃごちゃに説明すると、かえって相手を混乱する恐れがあるので、きちんとした物事を伝える順番となるべく理解しやすい言葉を選ぶことが必要です。
*因みに、端折って説明すると、②の答え?はOFF率30%。残在庫原価500万。実質仕入売価は5500万÷35%→約1億5714万になります。(売上1億円の157%以上の仕入をしている。)
もっとわかりやすく詳しく知りたい方は、私に仕事依頼してください(笑)
この業界ではえてして、上の立場になればなるほど難しい、もしくは理解不能な言葉を使いたがります。
例えば、共食いのことをわざわざ”カニバリズム・カニバリゼーション”などと言ってみたり、根拠のことを”エビデンス”と言ってみたり、予算を”バジェット”などと言います。日本語の方が短い言葉で浸透してるにも関わらずです。
(英語の方が、相手に伝わりやすければ英語を使えばいい。)
また、服飾専門学校の”ファッションビジネス検定”なども、実践で使わない言葉、数字等で溢れ、ただの暗記するための教材にしかなっていません。
専門職でどうしても、専門職の間でしか使わない言葉に慣れている。俺は職人だ!言葉に拘りがあるんでぇ~!!という人であれば、そのような人たちは、その言葉を変える必要はなく、通訳を使えばすむことです。
しかしながら、リーダーやマネージャーの立場にある人。私のようにアドバイスする立場にある人が実務者に向けて、そういった敢えて伝わりづらい言葉を使うのは、何故か??
それは”猿のマウンティング”と同じ効果を期待しているからです。
相手に”俺の方が頭いいだろ!””俺仕事できるだろ!”という、”イシキタカイ系”の上から目線。等相手よりも優位な立場にたち、自分が思うように物事を動かしたい!という昔ながらの手法です。10年前であれば、この手法で上手くいったのかもしれません。
しかし、この手法が最早。組織をよくするために”屁のツッパリにもならない!”というのは、実務者の方々の方が理解しています。
このご時世。組織としてコミュニケーションを機能させ、顧客に喜ばれることをするには、実務者が力を発揮しやすい環境を作ることが重要です。
であるならば、いい加減。”猿のマウンティング”行為は止め、各実務者レベルに応じて、わかりやすい言葉、時に図で説明し、実務者のやる気を引き出すことが、リーダー・マネージャーの仕事。目的の一つではないでしょうか?
また、私のようなアドバイス業務も全く同じことが言えます。
外部の専門家を起用することは私は有意義(その方が問題点が早く解決することが多くある!)であることとは思います。
しかしながら、最早。”猿のマウンティング”が通用する時代ではないのに、仕事を依頼する側も、何故そういう人に無駄なお金を払い続けるのか、私には全く理解できません。
”チョット何言ってるかワカンナイ?”連中には気をつけろ!!”
ということで今回のブログはおしまいです。
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
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