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もうすぐ私の大嫌いな夏がやってきますが、(てかもう夏みたいな気温_| ̄|○)皆さんは今年の4月の気温のことを覚えているでしょうか??
今年の4月の前半は、観測史上最低気温も観測するくらいに寒かった日が続きました。そのことで、早めに開花した桜の寿命は延び、花見は楽しめましたが。。。
翻って、4月後半になると急に気温が上がり、20℃以上。また、夏日を越える日もあり、僅か1週間そこらで、季節が劇的に変わってしまいました。
さらに言えば、4月後半は、また寒くなりました。
(ちなみに、1年で一番気温の変動が激しい月は、4月と11月)
アパレル・ファッション小売業では、よく
等ということが、定型文のようにウェブサイトや、ファッション系のサイトに記載されています。
要は、毎年気温の変化に対応出来ていない。”適時””適温”のMDが組めていない!ということになります。
流石に、毎年そのようなミスを繰り返す中で、どの企業・組織も、少なからず過去のデータ分析をしているはずです。
ですが、数字だけの分析。気温であれば、気象庁の数値データの分析や、気温ごとの売れる商品を分析しても、中々うまくいかないのが現状でしょうし、以前も申した通り数字だけの”穴リスト的な分析”だけでは、すべてことが、解決する筈もありません。
では、マーチャンダイザーは、上記のこと以外に何か意識すべきことはないのでしょうか?
例えば、気温・天候に関することを、自分自身の日記やメモに日々取り続けることは、そのことだけでも重要なデータとなります。
・ホットコーヒーからアイスコーヒーに変えたのは、何月何日。
・冬布団仕様から、春。そして夏使用の寝具にしたのは、何月何日。
・初めて冷房を入れた日は何月何日?
・冬アウターを着た最後の日。春?アウターを着た最後の日。
・初めて半袖を着た日は?何月何日?
このようなことを、日々メモして残しておくことが、大きな財産になります。
そして、上記のことはあくまで個人の主観も入っていますから、
・自分自身の主観と数字データのズレ。
・男性と女性の感覚の違い。
(女性は寒がり、野郎は暑がりが多い。)
このようなことも結び付けて、自分たちのブランド・ショップが、どの時期にどんな商品を投入すべきか?ということを、演繹的に考えるべきです。
そもそも、人の記憶なんてものは、曖昧なものなのです。
であるならば✋日常の何気ない、気温・天候のことを、日々メモとして残しておく。そして、そのことを積み重ねる。
そのような姿勢こそが、商品に関わるMDとして、持つべきな姿勢なのではないでしょうか?
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
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