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vol.11 登って気付く、服の機能と現場の重要性

皆さま、こんにちは。暖かい日が少しずつ増えてきていますが、まだまだ朝晩は冷える今日この頃。風邪とコロナには要注意!

さて、本日は「登って気付く、服の機能と現場の重要性」と題して、ここ最近考えていることを書いていきたいと思います。最後までよろしくお願いします。

 

①素材なんてどうでもいい?


皆さんは、普段の生活を送る上で「服の機能性」について、考えたことがあるでしょうか?恐らく業界関係者の方であれば、リサーチも兼ねて「機能性」や「素材」のことを店頭、あるいはオンラインでもチェックするかと思います。

しかし、一般的なお客様の場合、そこまで事細かに素材などの情報をチェックすることはないかと思います。故に「お客様がそこまで詳しくないのだから、我々も知る必要がない」という事業者も存在し、更には販売員さんの中にも「素材は分からない」状態の方がいらっしゃいます。

そして、中には「”アウトドアギア”の販売をしているにもかかわらず、素材や繊維のことを理解していない」販売員さんがいる現状です。街で着る洋服を販売するブランドならまだしも、このことはアウトドアブランドにとって、致命的な欠陥です。なぜなら、その知識の無さは「生死に直結する」からです。

確かに、先述した通り、一般のお客様の中には「コットンとポリエステル」の違いが分からないという方も、意外といらっしゃいます。ですが、だからと言って素材のことに「ノータッチ」では、肝心な時に”身体を保護する”という機能を発揮できません。

 

②登山×ファッションの怖さ


私は登山が大好きで、源流釣りと合わせてよく行くのですが、その際に最も重視すべきことは「汗冷えを起こさない」ということです。

いくら暖かいウェアを持って行っても、山で汗冷えを起こしてしまえば低体温症の危険が伴います。風速1mで体感温度が1℃下がると言われている環境ですので、速乾性に劣る綿は命取りになります。確かに、これはあくまでも「山」におけることです。ですが、こういった自分の体験を、機転をきかせて商品企画に活かすことは可能です。店頭の場合は、実際にお客様が着用するシーンを考慮したお声がけができますし、接客の際にも応用できることもあります。

また、猛烈な日差しが降り注ぐフェスをターゲットにした商品企画や、コンテンツマーケティングの際にも役に立つことがあります。こういったアイディアの元は、机上のPCを眺めているだけでは生まれてこないものです。一見すると関係のない体験が、実は関連しあっているということは往々にしてあり得ると思います。

例えば車を販売するHONDAには「Honda釣り倶楽部」というコンテンツが存在しています。「自社の車を活用し釣りに出かける」という体験の導線を設置し、レシピや釣り方なども公開しています。

 

③素材を学ぶには?


私は、服飾専門学校で素材のことを学びましたが、その重要性を改めて認識させてくれたのは登山でした。しかし、これはあくまでも一例ですし、私の趣味の範疇ですので全ての方が行うべきことだとは到底思いません。

ですが、とある映画で「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」と言われていたように、供給する側の責務として、実際の店頭には足を運んでおいた方がいいはずです。そしてそこでは視覚情報を含めて、あらゆる情報が堆積しており、素材のことも学べるはずです。

マサさんもよく言われていますが、店頭はお客様とリアルに接する唯一の場所です。故に、商品を実際に手に取って見れる「売場」には思わぬ宝が落っこちています。何もかもをオンラインで済ませられるようになった現代だからこそ、合理性を追求しながらもリアルな経験は必須になると思います。

因みに私が一週間に一回必ず向かう場所と目的は、

《アパレルショップ》
・客層、VMD、商品展開、お客様のファッション、オンライン

《コンビニ》
・温かい飲み物の比率、ホットスナックの増減

《CDショップ、本屋》
・トレンド等

《スーパーマーケット》
・来店する人のファッション、野菜の価格
(これが意外に役立ちます)

です。

話は戻りますが、素材に関しては店頭で知る以外に効率の良い手段はありません。また、最近はコロナによって、各店舗でも対応が大きく異なりますから、その辺りも一応チェックするようにしています。

最後までお読みいただきありがとうございました。現在OMOTE TO URAは次期販売に向けた準備を行っています。どうぞお楽しみに!

 

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