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こんにちは。GWも終わりまして、いよいよ本格的な「初夏」という感じがします。関東はこれから梅雨入りですから、蒸し暑い季節になりますね。
さて、本日はタイトルにもある通り、実際に僕がワークマンを長期的に使ってみて感じたことや、「安い」こと以外のメリットはあるのか、等々を実体験を交えて忖度抜きで書いていきます。最後までよろしくお願いいたします。ワークマン関係者の方いらっしゃったら本当にすみません。
今更説明する必要もありませんが、ワークマンとは1980年頃に創業された日本の企業です。コロナ禍という背景もあって、2022年にキャンプギアの本格展開がスタートしました。
ワークマンからはオリジナルブランドとして「FieldCore」「Find-Out」などがリリースされており、本格的なアウトドアフィールドへの参入が顕著です。中でも「#ワークマン女子」というブランドは、コンセプトに「カコクな365日(にちじょう)を、ステキに変える。」を据えて、InstagramとYouTubeを活用したマーケティングを行っています。
少し前はワークマンと言えば現場仕事などをされる方の為のブランド、というイメージがありましたが、本格的にタウンユースとしても利用できるデザインへとシフトしてきました。
OMOTE TO URAのTwitter、及びInstagramではちょくちょく僕が登山と源流に足繁く通っていることをアップしていますが、その中で「mont-bell」や「グレゴリー」「Patagonia」等の価格帯のブランドと、ワークマンを長期に渡り使用・共用してきた中で思ったことは、
「ワークマン、いまいち!!」
ということです。これでもかなり言葉を選んで書いている方で、実際には「壊れやすいし品質もよろしくない」と思うことが多々あります。
例を挙げますと、下図はモンベル(左)、ワークマン(右)がそれぞれ展開する低価格帯のバッグパックです。
それぞれの価格や特徴は以下の通りです。
モンベル
・20L
・7,700円
・重量:220g
・ストラップやチェストサポート等機能多数
ワークマン
・20L
・1,900円
・重量:不明(だが重い)
・主な機能は撥水
価格には、4倍近く差があります。勿論デザイン性も違いますが、最も大きな差異は
・機能性
だと感じます。登山などのフィールドにおいて、水を取り出しやすいか否か、ということは大きなストレスになりえ、また、身体からバッグパックがブレることも極めてストレスになります。高いものが良い、これは極めて当たり前の話なのですが、着用していると本当に顕著に機能の良し悪しを感じます。
同じように下図はモンベル(左)、ワークマン(右)がそれぞれ提供する低価格帯のベストです。
モンベル
・6,050円
・通気性、透湿性、速乾性に優れ、撥水加工
ワークマン
・2,500円
・遮熱に優れ、撥水加工
こういった衣料品では、より品質が分かりやすくなります。モンベルが汗をかいていてもそれを逃がしてくれ、背中が蒸れないのに対し、ワークマンのベストは正直使い物にならないレベルの通気性の悪さを持っています。
要するに「温かいのに、汗を逃がす」機能、つまり「保温性と透湿性」を兼ね備えた素材を利用しているのがモンベルです。加えて、少し専門的な話になりますが、人が服を着た状態の可動性を確保するのは、素材以上にパターンが重視されます。その意味において、ワークマンのパターンはやや平面的で動きにくい感覚を持つのもまた事実です。
また、下図は10回ほど着用したワークマンのパンツですが、足の付け根部分が破れてしまっており、内部のファスナーの金具が飛び出してしまっています。
と、ここまでワークマンを悪く言いすぎましたが、ワークマンの魅力は何と言ってもその「安さ」にあります。通常のアウトドアブランドでは登山を始めようとしたら、恐らくどんなに安く見積もっても50,000円くらいはかかってしまう(シューズ等含め)ところ、ワークマンでは15,000円あれば揃うという感じがします。
やはり「安い」ことには理由があって、同じように「高い」ことにも理由があるのだと思います。安いものが「悪」などとはまったく思いませんし、どちらが良い悪いの話ではなく、選択の問題でしかないかと思います。
これはとある日の僕ですが、衣料品は全てワークマンで揃えました。安さが魅力のワークマンですが、やはりアウトドアにおいてはTPOの特にP(=Place)とO(=Occasion)を考慮して、何よりも安全面を考えたファッションが大切です。
安いものを上手に取り入れたファッションで、様々なことを楽しみたいものです。夕食だって、もやしを使えばメニューの幅が広がるもんです。
最後までお読みいただきありがとうございました。(ワダアサト)
なお、5月後半よりOMOTE TO URAにおける22S/Sの2nd Deliveryがスタートいたします。興味のある方は是非ご確認ください。
OMOTE TO URA代表。文化服装学院グローバルビジネスデザイン科卒業。EXHIBITION NEW SHOCK・CULTURE BREAK MARKET主催。
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