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ユニバーサルアナリティクスの終了、GA4の本格的なスタートと同時にThreadsなるSNSがスタートし、データ計測担当が阿鼻叫喚の中いかがお過ごしでしょうか。私は日々の業務に忙殺されており、趣味の筋トレにほぼ行けず、朝から晩までGA4、明日も明後日もGA4…。
すみません、冒頭から余談中の余談でした。
最近、GA4のせいでアパレル以外からのご要望も多く、異業種のデータを確認することが多いのですが、皆様の共通点としてはとにかく、
お客様へのプッシュの回数が少ない
ということです。プッシュしない理由としてはよくあるお話で、
「メルマガやLINEをプッシュし過ぎてもお客様が煩わしいと感じるのでは…?」
「SNSでプッシュするネタがない。何度も同じことをプッシュしてお客様に迷惑では?」
などでしょうか。仰ることは確かにわかります。ですが、お客様に自然な形でたくさん通知を送ることができるなら解決ではないでしょうか?ということで、いつくかよくある事例を見ていきたいと思います。
まず、お客様に自然にお知らせできるものとして、最も使いやすいのが「ランキング」ですね。単純に1週間の売上ランキングをルーティンで発信しても良いでしょうし、それ以外にたくさん切り口は作れます。下記のようなものでしょうか。
①アイテムカテゴリー別ランキング
②セール中間ランキング
③人気スナップランキング
④着用シーン・用途別アイテムランキング
などなど。これだけでも結構たくさんプッシュ可能です。①はトップページでタブ切り替えで表示させているショップは多いですが、季節性商材であれば特別なカテゴリー作成してプッシュしても良いでしょう。今のような季節ならUVカットや撥水などの「機能性商材ランキング」などは使いやすいですね。③は「人気スタッフ」で切り取っても使えます。④であればわかりやすいのは「ギフト提案」などでしょうか。例えば母の日・父の日などは、ぎりぎりまで悩まれる方も多いので、そこで中間ランキングを報告してあげるだけでお買い物しやすくなります。
先ほど、ギフトのところでも出てきましたが、お客様に何度もお知らせするのは特に悪いことではないケースもございます。値引き・クーポンなどはお客様からすると忘れていた時に思い出させてくれる通知はありがたいものでしょう。なので、セールやクーポンは期限ぎりぎりにリマインドすると効果が非常に伸びるケースが多いです。期日があるものに関しては、期間中に何度もリマインドしましょう。中間ではランキング、終盤では「◯日まで!」と通知するだけで最低でも3回はプッシュできますね。それ以外にも、対象商品の着こなしをお知らせするなどでも活用可能ですから、一つのイベントに対して何度も通知するのは意外とハードルが低いのです。
こちらはややテクニカルなお話にはなりますが、メルマガ・LINEの自動化が可能であれば是非やっておきましょう。切り口は下記のようなものですね。
①メルマガ登録したばかりのユーザーにシナリオで通知(下記、簡単な例を記載)
-初回はウェルカムクーポンやブランド創業のお話・ヒストリーなど。
-2回目はエントリーしやすいアイテムのご紹介
-3回目はお得な会員特典や便利な機能について
②お気に入り商品が値下げになったタイミングで通知(メルマガ・LINE)
③商品ページ/カート追加/チェックアウトページ離脱後、◯時間で通知
④購入後、◯日でレビューの依頼
⑤再入荷通知
などなど。よくあるケースはこのあたりでしょうか。機能自体がカートに付いていない可能性もありますので、LINEやメルマガ登録者が多いならやっておきましょう。手間をかけずに売上を伸ばせます。
SNSでもプッシュ回数を簡単に増やせます。例えば上記に記載しましたランキングなどは、SNSでも同様にプッシュしやすいものでしょう。ここで対人マンさんのテクニックを勝手に披露しますと、instagramのストーリーズにてランキングを1位から順番に投稿。1位から投稿することで、後からまた見返してくれるというやり方ですね。これは目から鱗でした…!その他、下記でしょうか。
①各種ランキング
②(店頭がある場合)店頭の内観・外観写真
③ブログ・特集の更新通知(「今週の新作まとめ」「予約アイテムまとめ」などでも可)
など。このあたりは無難な感じですが、③はカテゴリー分けがあるなら、ストーリーズでプッシュした後にカテゴリー分けをハイライトでしっかり設置しておきましょう。それだけで提案になります。新作は一度プッシュした後は流れていきやすく、リマインドは必須です。その場合、「今週のまとめ」や「予約販売のアイテムまとめ」などは重宝しますので、ブログで執筆してSNSでプッシュしましょう。
②に関してはシーズンごとにVPや店内の展開アイテムが変わりますから、その都度フィード等で投稿してあげた方がいいのです。(これも対人マン先生の受け売りです。)それが来店動機につながったりしますし、新規フォロワーに関してはお店の情報すら知らないケースもありますので。
いくつか、よくあるケースを書いてみましたが、これだけでも明日から簡単にプッシュが増やせますね。お客様も全ての通知に完全に目を通されている訳ではないので、何度通知しないと見逃されていることもあるでしょう。これがどう考えても一番費用対効果が良いEC施策なので、まだ完全に対応できていない方は是非やってみてください。(もちろん、ある程度のメルマガ登録者数は必要になりますが)
株式会社StylePicks CEO。ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。Twitter(@fukaji38)
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