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最近。ブログのネタが全くと言っていいほど思い浮かびません_| ̄|○
どうしようかと悩んでいた時に、あることをふと思い出しました。
私は、ブログやトークショーなので、上場企業の決算関連資料をMD目線で書いたり、話したりしているのですが、その方法を教えて欲しいという声を、チラホラと頂戴しました。
このことを勉強会で話すのも今の段階では難しいですし、有料ブログで!!!とも考えたのですが。。。
折角半年ほど前に、弊社ウェブサイトも一新し、オフィシャルブログページも出来たのですから、顧客の皆さんへのサービスの意味合いも兼ねて、今回から。。。
という連載を、数回にわたって記述していくことにしました。
本格的な決算資料分析は、公認会計士や税理士のようなプロにお任せするとして、”MD目線で決算書を読む方法”とは?どんなことなのかを以下記載しています。
今回のブログは、なるべく皆さんに理解してもらえるよう、解りやすく書くことを心がけますが、そうは言っても?やはりMD目線で決算書を読むには、条件が必要になります。それは?
① 多少の会計知識。
② 販売・MD・卸営業等の実務経験(このことが大事)
このことが必要です。
(①に関しては、繊研新聞社さんから発売されている、私の本の知識があれば十分です。是非お買い求めくださいm(__)m(笑))
この①②がないと、仮説を立てたり、推理することが出来ません。その辺のことは、ご容赦頂きたく存じます。
まず私が決算資料を読む順序は以下のようになります。
①決算説明会資料②決算短信③有価証券報告書
この順番になります。また過去最低3~5年は資料をさかのぼって読むようにしています。
更に、月次で出される、IR情報(投資家向け広報)は、常日頃からチェックしておくと良いでしょう。
(月次の売上速報等が見られる。)
では、何故1番はじめに決算説明会資料を読むのか?
それは字が大きいからです(笑)
そのこともあるのですが、決算説明会資料はパワーポイントで作成されていて、期の数字の概況。良い・悪いの理由。また、今後の事業戦略等が、大きな字でわかりやすく記載されています。
決算書に興味のある方は、是非この資料を読むことから始めてみてください。これを読むだけでも、かなりのことが掴めます。
しかしながら、決算説明会資料はIRの部署や経営企画部が作成していることが、多いので、その内容を盛って書いていることが多い!ということも注意しながら見ておいてください。
(この資料の良し悪しで、組織の実態がなんとなく推測出来たりします。)
次は決算短信です。これは、会社の財務3表である。
・損益計算書(PL)・貸借対照表(BS)・キャッシュフロー計算書(CF)
が、決められたフォーマットで記載されています。
細かい数字の概況などは、この資料を読み込むと良いと思います。
(因みに、私が最近一番興味があるのは、キャッシュフロー計算書です。)
最後は有価証券報告書。
これは、組織によっては、100ページ以上あるところも多く、はっきり言って真面目に読もうとすると頭痛がします。
ですから、①②で知りえなかった情報を知りたいとき?等に、目次を確認し、その資料を読めば良いでしょう。因みに役員の報酬状況を知りたいときは、これを読めば良いでしょう。
では、次回はMD目線で見る損益計算書について、記載していきたいと思います。
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
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