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アパレル販売のキャリアと価値

こんにちは、働くMAMEです。
最近は本当に花粉が半端ないですね、、、毎年のことではあるのですが重度の花粉症なので、何を食べても味のしないような日々を送っております。

さて、今回ですが販売職のキャリアと価値についてです。
毎年新年度を迎えるこの時期になると、「本部職種を目指しているが、現在の販売員というキャリアと将来に漠然とした不安を感じる、、、」、「新卒で企画を目指していたが販売職の内定しか取れず、今後が心配だ、、、」といったお声を多く頂戴します。
販売職のキャリアや可能性について、エージェントの視点でまとめましたので、自身の価値やキャリアに悩んでいる方は是非参考にしていただければと思います。

■販売職という経験をキャリアで考えた時に

本部系職種を目指している場合、現在販売職として就業(もしくは内定)している方には色々な不安があると思います。例えば、現時点で希望職種に就けていない焦燥感、条件面、将来不安など内容は様々でしょう。
一方で、意外に思うかもしれませんが「販売職を経験した本部系職種の方」と、「そうでない本部系職種の方」を比較した時に、キャリアの寿命が長いのは販売職を経験した方です。なお、ここでいうキャリアの寿命というのは、希望職種での勤続年数、一定満足感のある待遇を維持できる期間を指します。

母数が違うという話もありますが、実際に転職相談をされる方の割合を見ると「そうでない本部系職種の方」が圧倒的に多いということが実際に起こっています。
上記でキャリアの寿命が長い背景は、多くの場合で「顧客視点や現場視点をリアリティを持って備えている」ということなのですが、簡単なようで実際にこれらを補填するには実に涙ぐましい努力と工数が必要になります。※当サイトのブログを担当されている深地氏はそれに成功しているレアケースです。
つまり、様々な不安があるものの、長期的に見れば「販売職のキャリア」は非常に有効性や価値がある。ということが言えるわけです。
そして次項では、販売職として身につけることができるスキルや捉え方についても書いていきたいと思います。

■販売員として身につけることができるスキル

上記では本部系職種を目指している場合について言及してきましたが、販売職というのは実に総合力を求められる職種であり、生涯のキャリアとして挑むに充分な価値があるというのが持論です。また、身につけられるスキルの幅が広いことも特徴です。

例えば、営業(提案)力、折衝力、協業力、プランニング、スタイリング、(事業や営業活動における)企画力、リサーチャーとしてのスキル、マネジメントスキル等、パッと思いつくだけでも様々です。特にマネジメントは、販売職の場合は何かしらの形で20代で就くことができますが、他職種もしくは異業界おいては30代以降でやっと任されるというのが通例なので、相対的にも価値が高いスキルと言えます。

一方で、重要なのはどんなスキルが鍛えられているかを認知しているか否かです。
例えば、筋トレでは負荷をかけている部位を意識しないと、思ったように筋肉は大きくなりません。同様に、スキルも鍛えている内容を意識しないと、経験と時間を積み上げても思ったような成長を遂げることが難しいわけです。たまに「販売はアルバイトでもできる仕事だから嫌だ」とか言う頭の悪い人がいますが、まさに上記の典型です。
目指している職種や、なりたい姿がイメージできている方は是非鍛えているスキルを意識していただければと思います。

■採用/雇用する側に思うこと

最後に、全く別の視点で採用/雇用する側である企業について、今思うことを少しだけ書いておきたいと思います。
当ブログで何度もお伝えしている内容ですが、今後は少子高齢化、労働人口の減少で長期的に売手市場、つまり労働者の方がより強い時代になってくると思います。
そうした時に、採用する側はキャリアやスキル開発の支援に加えて、販売職に就く懸念を少しでも潰してあげることが重要になってくる思います。

例えば、求職者が販売職を避ける理由の一つに土日祝休みでないというのがあります。これは単純にみんなが休んでいる時に働くのが嫌だなんて話ではなく、家族関係や人間関係を仕事のために維持できない、時間を共有できないという問題なのです。
※流石に最近は減りましたが、以前は冠婚葬祭にも関わらず、本部から土曜日の希望休を認めてもらえなかったなんて相談事例もありました。
運用上クリアしないといけない項目があることは理解していますが、月に3〜4日は土日祝日の休暇が取得できる、年末年始は休みというだけでも雇用の獲得や維持に大きく繋がると思います。

一方で、働きやすさを促進するだけではなく、しっかりとした評価制度や人事考課を定めて開示するということも重要です。要は評価や辞令について納得感及び妥当性があるようにしなくてはならないということです。そうすれば、仮に給与が低いという状況があっても過度に不満が上がるということもないでしょうし、不適切な辞令(異動含む)など誤った判断をすることも避けられると思います。

長くなりましたが、販売職の方々が自身の価値を認知し、前向きな気持ちでキャリア形成ができることを応援しております。また次回のブログでお会いしましょう。

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