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6月9日に河口湖で開催された「かつやまマルシェ」というマルシェにOMOTE TO URAとして出店してまいりました。
これまでも山梨県内のマルシェには出店してきましたが、この規模のイベントははじめてで、かつ完全に盆栽のみを取り扱うのははじめての試み(今までは服が50%くらい)でした。
売上や粗利について具体的な数字を述べるわけには流石にいかないため、ぼやけた表現にしますが、安い中古車をギリ一台買えないくらいの売上で、粗利率は40%前後といったところです。目標としていた売上は達成しましたが、大幅に改善点が見つかっているため、まだまだ伸ばすことは可能だな、と考えています。
また、マルシェ全体の客層は子供連れの家族から、大学生、主婦、社会人、おじいさん・おばあさんの他、外国人が40%ほどを占めていました。弊社の客層は10代~20代(女性のほうが多め)がメインで、30代・40代がちらほら、といった感じで、想像よりも若いお客様ばかりにお買い上げいただきました。
インバウンド狙いの側面もあったのですが、外国人の割合は全体のお客様の中の10%程度で、高齢者にいたっては「来店はしてくださるものの、購入には至らず」でした。また、こちらから持って行った商品の価格帯は300円~25,000円と幅広く、最も売れたのは5,000円前後の樹や山野草でした。
当日は天気があまりよくないうえに、午後からは河口湖特有の暴風におそわれたので、客数は想像よりも伸びなかった印象です。
こちらはこれまでと同様、OMOTE TO URAとしてはXで1ポストしたのみで、大きなプロモーションを行いませんでした。理由といたしましては、
・マルシェ主催側の販促が強固であること
・既に固定客がついていること
・盆栽好きではない一般のお客様に販売したかった
ことからです。
①で書いたように、弊社の商品はそもそも若い方をターゲットにしており、今のところ、現実とペルソナにあまりズレがない(E-SHOPは必ずしもそうではない)ですが、今後はより的を絞った販促をかける必要があります。
また、購入してくださったお客様には、
・育て方や水やりなどの方法
・出張盆栽教室のご案内
・E-SHOP等のURL
を記したカードを同梱してお渡ししています。
このマルシェを通して改善しなければならないと感じたのは以下二点です。
⑴盆栽でもVMDを考慮
見た目は綺麗に並んでいるが、実用的に運用されていない、というのがこの度のマルシェの魅せ方でしたが、やはり
・価格帯で分ける
・管理の方法で分ける
・花が咲く、実が付く等で分ける
ことが重要ではないか、と考えました。というのもお客様は盆栽のことをあまり知らない方々で、どの種類に花が咲くのかが分からないですし、その植物が半日陰で育つのか、直射日光下で育つのかをヴィジュアルで一目で分かるように区分する必要があると感じました。
⑵自分の知識をフル活用して接客すべき
僕は今年度から正式に県の植物調査員として仕事を受けています。お金をいただく以上、植物そのものの知識を勉強し、かなり身についてきた実感があります。その為、その知識をフルに活用して、購入後のお客様の管理をより簡単により分かりやすく伝えることができるはずです。
樹種ごとの管理方法を記したカードや、自生する環境などもしっかりと明記し、購入後のベネフィットを確信へと変えなければなりません。結局のところ実行して改善する。これを繰り返しながら、継続していくしかないのだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
なお、7月28日(日)に開催される「かつやまマルシェ」及び10月18日~20日に開催される5万人超を集める県下最大級のイベント「台ヶ原宿市」への出店が決まっております。詳細は今後更新されるSNSをご覧ください。
OMOTE TO URA代表。文化服装学院グローバルビジネスデザイン科卒業。EXHIBITION NEW SHOCK・CULTURE BREAK MARKET主催。
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