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ブランド・企業アカウントのinstagram運用の考え方について

本日はinstagramのブランド・企業アカウントの考え方について書いてみたいと思います。個人アカウントと違い、ブランド・企業アカウントには様々な注意点があるのですが、それを理解していないアカウントが市場にはたくさん存在します。

そこで、私がよく目にするブランド・企業アカウントの失敗パターン例を5つほど挙げてみたいと思います。

1. フィード投稿、リール動画重視

ユーザー動向を確認しますと、ブランド・企業がまず重視すべきはストーリーズです。ストーリーズがアカウントの全ての入り口になっているからなのですが、にも関わらずストーリーズに力を入れない、又はあまりストーリーズを投稿しないアカウントは失敗しやすいでしょう。

2. 無意味な#を付けている

「#○○さんと繋がりたい」を代表とする、ユーザーが検索しないハッシュタグを付けて投稿されているアカウント。知っている人からすると「いつの時代の運用…」と思いそうなものですが、まだこの運用を続けているアカウントは見かけます。

3. プロフィールがわかりにくい

プロフィールは会社やブランドを認知していない人に「どんな会社・ブランドなのか?」を知ってもらう為の第一歩なのですが、それが伝わらないプロフィールになっているアカウントは要注意。

4. 1番左のハイライトが更新されていない

広告等でプロフィールまで来られた方は、当該アカウントのハイライト左3つ程度までは見られやすいでしょう。ですがそんな中、ハイライトを見たら100週前や200週前の画像になっていることがしばしばあります。初めてアカウントに来た人がそれを見たら「更新をサボっているアカウント」だとを思われてしまうでしょう。

5. 投稿のルールが決まっていない

フィード投稿の内容やストーリーズの内容、そして1週間で何投稿するのか?などなど。それらのルールが決まっていないアカウントが多いです。それが原因か、何投稿も同じような内容のものが続いたり、クリエイティブのイメージもバラバラのアカウントはユーザーに覚えてもらいにくいでしょう。

以上のような事をついついやってしまっている企業アカウントは想像以上に多いのです。

何故そうなるのか?

理由はただ一つ。アカウントスタート前に今のユーザーはどのようにしてinstagramを使っているかをリサーチしていないから。これに尽きます。

ブランド・企業の担当者様は是非、アカウントスタート前にターゲット層になる方々の「今」の使い方を勉強していただきたいと思います。仕事なのですから、当然結果が求められます。是非結果を出す為に、見切り発車ではなく事前準備をしっかりと行っていただきたいと思います。(上記の失敗例を見ますと、今の使い方はある程度理解できたのではないでしょうか。)

Instagramは成功事例も多々ありますので、リサーチのハードルはそれほど高くありません。ですが、何より自分自身がユーザー目線で担当のアカウントを見れるか?ここが大事になってきます。どうせやるなら、大勢の方に見られる、反応の多いアカウントがいいと思いませんか?

最後に大事な事を一つ。instagramのブランド・企業アカウントは「熱量」が最も重要です。担当者様の「熱量」は写真や文章に現れます。そして、そのような目に見えない「熱量」はアカウントを日々見てくださっているお客様に伝播するのです。ブランド・企業アカウントは「SNS」という捉え方ではなく、会社やブランドの事を詳細に発信していく「WEBマガジン」であると考え、担当者の方は雑誌の編集長の意識で活用してみられてはいかがでしょうか?

皆様の参考になれば幸いです。

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