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今週、マサ佐藤氏からMD講義の詳細を説明する記事が出ておりましたので、ECでも詳細を記載しておきたいと思います。
以前、上記の記事でも文化服装学院で実施していた内容は記載しておりますが、社会人の方向けに少し修正しております。
まずはアパレルEC界隈トレンドの理解という事で、アパレル上場企業や筆者が普段から管理しているECサイトの状況から、
・企業の中でのECの位置付け/役割
・サービス/機能のトレンド
・求められる人材
などをお話します。筆者は常時、10ブランド程度は毎月サポートしており、施策立案から効果検証、改善を実施。また、普段から様々なブランドのEC担当者との交流会を開催し情報交換もしております。(それはただの飲み会では、というツッコミはご遠慮ください。)決算解説noteをご覧頂ければおわかりかと思いますが、半期に1度は10数社の上場企業の状況も確認しております。(アパレル決算解説noteの閲覧権限は今回の受講者特典にもなっています。)
それらの情報からアパレルECを取り巻く現在の環境の理解の為、最初にこれらをお話させて頂きます。
続いてこちら。筆者が業務上、最も取り組む事が多い内容ですね。GA4を活用して、どのような内容を計測し、どう改善しているのか?についてです。箇条書きすると下記のような感じでしょうか。
①検索対策(search consoleも使います。)
②流入経路別の計測・改善(メルマガ/LINE/SNSのプッシュの計測から改善に至るまで)
③サイトコンテンツ効果検証(ブログ・特集/コーディネート/商品詳細ページの作り込みなど)
④UI改善(離脱率確認からフィルター機能/タグ/その他回遊性の促進など)
⑤商品の閲覧・販売状況
上記の内容はそれほど高度なGA4のイベント計測の実装がなくとも確認できるものが多いのですが、意外と計測・改善できているケースは少ないです。(特に検索対策)SEOの専門書の第1章に書かれているような内容ですら、現場では無視される事がしばしば発生しているのです。それをアパレルECに落とし込んだ際に、まず何を計測してどのような改善をすれば良いのか?をレクチャーいたします。
①では、検索経由でどのページへユーザーは流入し、どの程度購入が発生しているのかを確認。そして、何を実行すればそのページの流入数が増えるのか?についての施策立案を解説します。
②の流入経路の改善では、まず計測のためのルール設定が杜撰で、データを見てもどれが何の効果なのか?が簡単にわかるようになっておりません。なので、やるべき事はまず「正しく計測する事」と、そこからのプッシュの切り口の考案です。プッシュの切り口については、筆者が普段から収集しているレシピ集がありますので、そちらを公開しつつ解説いたします。このあたりは、普段から機会損失している事が多い内容ですね。(メルマガ/LINEから派生して軽くCRMについてお話しますが、深堀りする内容は今後、特別講義を実施して補完しようかと検討しています。)
③サイトコンテンツの効果は、アパレルでよく使われるコンテンツにて効果検証する際の方法ですね。これもそれほど難しい計測をする訳ではないのですが、他の業界ではやらない計測方法かと思いますので、インターネット上にはあまり情報がありません。(このブログではそこそこ更新していますが)その方法と、どう活用すれば効果が上がりやすいか?について解説します。
④では、どの箇所・ページで離脱が多いか?を確認し、改善案を出していきます。こちらも計測自体は難しくありませんが、どれだけ対策の引き出しがあるか?が重要です。そんな訳で筆者の普段の施策立案から効果検証して効果があったものを中心にレシピ集を見せながら改善案を出していきます。
⑤に関しては、GA4側で商品カテゴリー別や商品名別での閲覧・購入状況を確認し、プッシュする商品をどう選定するか?についてお話します。現場担当者のリクエストで多いのは、「何を広告で露出すれば良いか?」ですね。それを導き出すのにこのレポートを確認しつつ、どの商品をプッシュする事で売上アップにつながるか?を確認していきます。
もし、現場でお使いのGA4アカウントがあるようでしたら、それを使いつつ受講して頂いて構いません。軽い内容なら、カスタムイベントの実装についてお話する事も可能です。
最後にサイトコンテンツ企画ですが、これには日々のリサーチが重要になってきますので、課題として大手アパレルのECサイトをリサーチして頂き、企画力を養って頂きます。時には店頭リサーチや雑誌の閲覧なども必要になりますので、そのあたりは講義の中で推奨する内容をお知らせいたします。
(筆者のリサーチ方法については過去に執筆しておりますので参考まで)
こちらについても、ご自身の担当されているブランドがありましたらそのコンセプトやMD設計に沿って企画して頂きます。GA4の改善テクニックの際にも実施しますが「どのような内容が効果的か?」を前提に、特集記事ならその記事内の導線も重要になります。
上記がEC講義で実施する内容になっております。ざっくり分けると3つの内容で全10回です。講義期間中は時間外の課題からチャットによる質問等もありますので、そこで更に理解を深めて頂ければ幸いです。その他、何か不明点等ございましたら、こちらにご連絡ください。→ https://style-picks.com/pages/fashion-reducation_contact
ECサイト構築・運用・コンサルティング、リテールのソリューション事業を中心に活動。並行してファッション専門学校の講師も務める。Twitter(@fukaji38)株式会社StylePicks
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