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局面を変えるのは商品でしかない?

★予算設計は最重要な仕事でもある。

マーチャンダイザーの(以下MD)の最重要の仕事の一つが予算設計をすることになります。

 

次期・次シーズンのテーマの設定。そして、ディレクションを行い。シーズン・月別でどのような商品ラインナップをするのか?ということは、多くの組織で行われている筈です。
要は、そのことを数字(売上・粗利・仕入・在庫)として表現すること。それが、MDにおける予算設計になります。

 

そして、そのことは前述したMDのディレクションとイコールでなければなりません。
(今後、繊研plusで予算設計の新連載が始まりますので、よろしくお願いします。M(__)m)

予算設計の中でも、一番MDが頭を使わなければならないのが、品種(カテゴリー)の売上構成・売上予算を策定する!という作業です。

 

★数字の策定を安易に考えるな!

ですが、品種別の売上構成・予算を策定する際に、MDに注意してほしいことがあります。

 

昨年は暖冬でした。おそらく、多くの組織がアウターを残してしまった筈です。そうなると💡MDは、おそらく次期AWアウターの売上構成・予算を下げにかかる人が多い筈です。
(某外部ディレクターは、毎年気温の変化に対応できず、やらかしているらしいが(笑))

 

しかし、上記のような安易な思考でアウターの売上構成・予算を下げにかかる行為は、更なる危険を産み出す行為だということを認識しておいた方がいいでしょう。

 

例えば、AWのアウターの売上構成が30%ある組織が、前年の反省を踏まえ、構成比を20%にしたら、残りの10%は他の品種に回さなければならないということになります。

ですが、どのブランド・ショップにも、コンセプトに基づいた癖というものがあり、構成比を変えたからと言って、その分を他の品種でカバーできる!等ということは、簡単に達成するのは難しいことです。

更に、商品供給先等の大幅な見直しを迫られることもある!ということも理解しておかなければなりません。

 

★売上構成・予算を策定する際、注意すること。

では、MDは、品種別の売上構成・予算を策定する際に、どういうことを意識したら良いのかというと?

 

例えば、昨年は長年売れていたダウンが暖冬で売れなかった。なので、アウターの売上構成を削りたい!ではなく✋ダウンに変わる、看板になりうる商品はないのか?という発想を入れるということです。

 

昨今、中綿は進化し、日本の冬にでも十分対応できます。

(私は、所有していたダウンを全部売り、中綿に変えた。)

確かにダウンほどは暖かくないのですが、ダウンと比べ、

・水に強い。
・デザインの汎用性が拡がる。
・ダウンに比べ価格が安い。

 

等の長所があります。

そのことと、ブランド・ショップコンセプトに基づいた、新しい商品を産み出せば、暖冬でもアウターの売上構成が確保できる、より現状よりも売上構成・予算が確保できるかもしれない!

ということも同時に、頭を使い深く考えるべき!だということです。

 

★商品面と数字面は一体。数字だけでものを考えるな!!

MDの仕事は、商品面と数字面にわけることができます。しかしながら、その仕事は一体でありどちらも大事なのです。

更に言えば、MDにおいて、難しい局面を打開できるのは、商品でしかない!ないのです。

 

MD予算は数字で表現されますが、数字を作る作業だからといって、データ分析に頼るだけのような、MD予算設計をしても、何の意味もありません。

 

顧客側に立脚した発想で、商品面のことを深く考える!
このことこそ、MD予算を作る上で必要不可欠なことなのです。

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