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自分たちにとってのオーダーメイドMDを考えよ!

★MDの手法にもトレンドがある?

昔でいうと、52週MD。最近の言葉ではシーズン区分の細分化。◯◯気温軸MD。のようにMDを端的な言葉で表すことがよくあります。

ですが、前述したようなマーチャンダイジングを〇〇MDという端的に表現した言葉は、今も昔もその中身は抽象的で、言葉だけが先行し独り歩きしたものです。

また、MD以外の言葉にも、アパレル・ファッション小売業では、昔で言えばオムニチャネル・IOT。最近の流行りで言えばD2Cブランドなど、その中身が曖昧で誰も具体的に答えられるようなものではないものがメディア等で語られる風潮に、私は違和感、そして怖さすら感じています。

何故ならば、そうした言葉がメディアで語られると、そのことを深く考えずに安易に模倣しよう!見習おう!という組織が出てくるからです。

しかしながら、この言葉の本質を考えずに、目先の言葉だけを鵜呑みにし実行した施策の後始末は、多大な労苦だけを伴うことになるでしょう。

 

★アパレル・ファッション小売業界として一括りで論じるのは無意味?

そもそもアパレル・ファッション小売業で何かを一括りにして物事を語ることはできません。

コンセプトや顧客ターゲットがそれぞれに異なる各組織が、マーチャンダイジングを何か一つの言葉で括れるなど、当然ですがある筈がありません。

MDの仕事は大きく2つに分類すると、商品面と数字面の仕事があります。

MDでいう数字面の仕事はそれこそ自由に実践して良いものではありません。

この業界でよく見かけられる独自の数字面のルールというものは、その殆どが無意味なものです。基本、会計学を基にし、決算書と連動させるものにすべきです。

逆に商品面の仕事。これこそ各ブランド・ショップによってその手法は自由で良いですし、手法は無限に存在します。それこそブランド・ショップ個々に見れば、52週MDや〇〇シーズン区分MD。気温機軸MD等が当てはまる組織は存在します。

ですが、〇〇MDなる言葉だけでは表現しきれないのが、MDの商品面の仕事ですし、それこそ各ブランド・ショップの組織のそれぞれの独自の手法が個性であり、長所である可能性が高いのです。

だからこそ、抽象的な〇〇MD等という目先の言葉は意識せず、自分たちのブランド・ショップの個性・出来ること(持ち駒)を見据えた上で商品面のMD体系を構築すべきなのです。

 

★自分たちにとって最良の”オーダーメイドMD”を!

そして、自分たちのブランド・ショップの個性・持ち駒にあった商品面のMD体系を構築するには。。。

・販売員に理解される具体的にわかりやすいコンセプト。
・商品供給側のことを良く知り、理解すること。(売る側と作る側の相互理解)
・共通の目的に達する為のコミュニケーションを商品供給側と欠かさず行うこと。
・できない技術を導入することではなく、自分たちの出来ることを磨いて顧客に喜ばれる努力をすること。
・マーチャンダイザーとして決断力を磨く努力。足を使い顧客に欲求を知ること。
・すべての物事を顧客から考える癖をつける。(立ち止まって深く思考する)

このようなことを、日々の業務で意識してみると良いでしょう。

冒頭に述べたように、この業界は何かとつけ流行の言葉や抽象的でしかない言葉をスターに仕立て上げる業界です。

ですが、このブログで述べたように、MDに関して言えば〇〇MD等という安易な言葉で当てはまるような仕事をしていては、顧客に喜ばれる商品を産み出すことなどできません。

だからこそ、目先の言葉に踊らされるのではなく、自分たちのブランド・ショップの個性・長所を存分に活かした、自分たち自身の”オーダーメイドMD”こそ、目指すべきものなのではないでしょうか?

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