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皆さま、こんにちは。師匠が走ると書いて「師走」。年末に向けて、忙しさも極まってきたことと思います。
現在OMOTE TO URAではとある企業さんのロゴデザインを進めています。これまでマサさんの会社「MSMD & CO.,Ltd」はじめ、様々な方からデザインの依頼をいただいてきましたが、今日はそんな「デザイン」について少しばかり書いていきたいと思います。
上図はこれまでOMOTE TO URAが制作したロゴデザインの一部ですが、弊社ではデザイン制作を進めるにあたり、クライアントが迷惑に思うレベルの徹底した聞き込みを行います。下図が弊社がデザインを進める上で、クライアントに書き込んで頂くシートなのですが、これを基に更なる調査(競合やターゲット、実店舗ならば実店舗のある場所、特徴など)を行います。
また、実店舗に限り、車道からの見え方や歩道からの見え方などを撮影し、実際の見え方を確認する作業も行います。デザインはアートとは違い、作り手(つまりクライアント)の意図が明確に伝わらなければ意味を持ちません。それ故に、デザインを進めるにあたり、弊社が重視するのは「デザインそのもの」よりも「デザインの過程や意図」です。
ですから、聞き取りは入念に行うようにしています。
また、①のプロセスを経て、それらの内容が私の手に渡ってからは、クライアントと相談しながら「コンセプト」を基本に実際の制作に当たっています。以前「vol.4 コンセプトを軽視してはならない」という記事をアップしましたが、デザインにおいてもコンセプトが最も大切です。
下図は、今回OMOTE TO URAが販売する予定の書籍のデザインのコンセプト策定の一部です。あまり見せるべきではないと考えますが、この作業を抜きにして、いきなりPCでイラレを開いても何も出来上がりません。
また、同じく「vol.4 コンセプトを軽視してはならない」にて書きましたが、対象を抽象化し切り口を増やすことが、特にデザインにおいては大切な作業となります。加えて、コピーをつけたり、キャッチのある言葉を利用したりしようとすると、その切り口こそが重要なものになります。
そして、手前味噌で申し訳ないのですが、2020年12月末より、OMOTE TO URAより書籍とアパレルを販売いたします。まだ弊社ではアナウンスしておりませんが、②で書いたコンセプトを基に制作したデザインが表紙になっています。
内容は《ロックンロールが1950年代に登場して以降、ロックは様々な歴史的背景、あるいは政治的背景を持ちながら変遷し、多くのジャンルを吸収・咀嚼し吐き出してきました。本書ではそういった過程をふまえ、総頁数240頁、字数11万字超に渡り、世界中のロック・ミュージックのアルバムにおける「名盤・傑作」を、見開きで紹介する》というものです。
興味のある方は是非、お手に取ってみてください。オンラインショップはこちらから(現在は閲覧できません)。ご拝読ありがとうございました。次回は年明け!「スケジュールを立てる時の秘策!」的な内容を書いていきたいと思います。(ワダアサト)
OMOTE TO URA代表。文化服装学院グローバルビジネスデザイン科卒業。EXHIBITION NEW SHOCK・CULTURE BREAK MARKET主催。
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