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繊研新聞社主催で12月4日。(株)stylepicks代表深地雅也さんと弊社代表マサ佐藤「ECにおける在庫問題を解決する5つの手法」というタイトルで、ECでたまりやすい在庫をいかにコントロールするか?について2時間にわたってクロストークを行います。
申し込みは下記リンクよりお願い致します。
上記にもあるように、stylepicks代表の深地雅也さんと
”「ECにおける在庫問題を解決する5つの手法」”
と題して12月14日にトークイベントを開催することになりました。ですが、宣伝の文章はかなり”誇大広告”のような気がするのは、私だけでしょうか(笑)
そんな前振りはさておき(笑)私はEC・通販系の会社・組織から呼ばれることがよくあります。そして、今まで講義や実務改善のお手伝いをさせて頂きました。
しかしながら、初老に片足を突っ込んだ”アナログおじさん”に何故そのような需要があるのか、当初は不思議でなりませんでした。
それは?
”EC専業の会社は実店舗以上に在庫が多く残っている”
ということからです。
では、何故EC専業の会社は在庫が多く残りやすいのか?ということを、今回は私のMD目線(トークショーでは、深地さんのEC目線が入ります。)で簡単に以下纏めてみると??
①サーバーの容量と倉庫の広ささえ確保できれば、無限に商品を展開できる。
②数字だけ見ている場合が多いので在庫の増加を実感しにくい。〜売れない商品に対する危機感が希薄。
③自分たちのブランド・ショップのMD的な特徴が全く理解出来ていない。
ざっくり述べると上記のようなことになります。
その中でとくに気になるのが、
③の”自分たちのブランド・ショップのMD的特徴を全く理解出来ていない”ということです。
これはどういうことなのか?というと?例えば、売上・粗利・仕入・在庫の金額も正直いうと、売上以外怪しい組織もありますが?そのことは出来ているとしても?例えば。。。
・1年間での投入アイテム・SKU数
・1アイテム辺りの投入数・売上数(カテゴリー別)
・決算期基準での消化率(売上原価÷仕入原価)
・年間のOFF率。
・在庫回転率・回転日数(カテゴリー別)
・1アイテム辺りの平均SKU数(カテゴリー別)
・1点単価
・売れ筋商品とその他商品の売上数等の差
・1店舗辺り、1sku何枚売れているか?必要なのか?
他にも際限がありませんが、このような自分たちの組織のMD的な特徴を”測定できる数字を利用して”理解出来ていないということが多々あります。
また、ECは新商品の方が売れるという傾向に捉われすぎ、毎週大量の新商品を投入すれば、それが思ったように売れれば良いでしょうが、そうでない場合は、在庫が積みあがります。
そういったケースでは、新商品投入からの、週ごとの消化率(粗利率も併せ)の特徴を把握し、MD設計の段階でそのことを考慮しなければいけないでしょう。
自社のMD的な特徴を知らなければ、ECでなくても正しい小売業としての活動はおぼつかなくなります。
要は、飛行機でいう”計器”を持たず、飛行機を操縦してるようなものです。たまたま着陸出来たなんて、運のみの運転は続かないということです。いずれ墜落します。
では、今回はこの辺で。
この話の続きは、繊研新聞社主催で行われる、深地雅也さんとの
トークセッションにとっておくことにします(笑)
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
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