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ハデな強みはなくてもいい

こんにちは、働くMAMEです。最近はだいぶ暑くなってきましたね。今年の夏こそ、温泉にでも出かけたいものです。

さて今回ですが、仕事の「強み」について書いていきたいと思います。転職関連の仕事をしていると「自己アピールに悩んでいる」とか「自分には誇れるような強みがないんです、、、」という相談を多くもらいます。転職に限らず、現職で仕事をしていく上でもここは重要なポイントになると思うので、強み迷子の方の参考になれば幸いです。

◯相手を驚かせるようなハデさは必要ない

面接で強みやアピールポイントを聞かれた際には「おお、それはすごいね!」だなんて言わせたいですよね。しかし、大抵の方がそうした強みを自信満々で言える状況ではないと思います。また、そうした中でハデな回答を絞り出そうとすると逆に強みが見出せなくなって、自信がなくなってしまうものです。

一方で、面接官がそういったアピールを待っているかでいうと、YESとは言いきれないのが実際です。確かにハデな強みや実績等はインパクトがあるのですが、面接官にとって1番の関心事はそれをどう実現させたのか、どう強みたらしめているか、そこにロジックや計画があったのかと言う事です。いくらスゴイ強みでも背景や具体性に欠けたり、定性的な内容過ぎると逆にガッカリしてしまいます。安心感も持てません。

では、面接官にとって安心感が持てる要素とは何かというと「再現性」です。爆発的に効果を発揮するような事柄でなくてもいいのです。地味でも良いので繰り返し行えて、中長期的に効果を安定発揮できる事柄の方が安心感を持ってもらえます。ご自身が面接官でもきっとそうなのではないでしょうか。

◯実際に強みを見出してみる

例えば、こんな人がいたとします。(えらそうで恐縮ですが)いわゆる平均的なEC担当者です。

30歳 アパレル1社で販売経験4年、直近はEC運営の経験3年。実績は普通。両方の経験の中で特段大きな実績があるわけでもないので、面接で強みを言うのが苦手。

EC業務のかたわら週に1回店舗を回っていて、店舗時代の上司や後輩から売れているものや、お客さんの動向を教えてもらっている。代わりにECでの売れ筋や顧客動向も共有している。普段の業務においては部署に蓄積しているデータと併せて、店舗で教えてもらった情報を施策や売上向上で活かそうと奮闘中。売上としてダイレクトな成果は現状ないが、KPI(重要指標)は改善傾向にある。

もしも、私が代わりにこの方の強みを考えるなら、以下のような内容を伝えると思います。

分析力:データだけでなく、店舗で集めた情報も総合的に分析し、自組織における施策策定や販売計画に落とし込む事ができる。直近では〇〇という施策を実行しました。

協業力:部署の垣根を超えて相互に協力し、ブランドの売上拡大に向けて主体的に行動できる。週1日の店舗訪問と情報共有は徹底して行なっており、まだ道半ばだが取り組みはKPIの改善につながっている。

いかがでしょうか。地味かもしれませんが、再現性の観点で面接官に安心感は持ってもらえるのではないでしょうか。また、この方の良さ、中長期での成果実現に期待感は持てたのではないでしょうか。

 

ここで1点補足ポイントなのですが、実績だけが根拠の全てではないと言う事です。

確かに実績は強みの明確な根拠になりうるのですが、ビジネスには様々な要因が絡みます。「実績がなければ、強みやアピールにならない!」と言い切れないのは、アパレルで就業されている皆さんが一番よくわかっていると思います。成果が出るまでに時間がかかることもありますし、個人でコントロールできない阻害要因もたくさんあります。このEC担当者、別の組織環境ならもっと高い実績が出せるかもしれません。

なので、実績にだけ注視するのではなく、もう少し広く、もしくは細かな部分(KPIなど)にも目を凝らしていくことが大切です。大きな実績がなくても、上記のようにアピールできる強みは見出せるはずです。

◯謙虚になりすぎる必要はない

謙虚で良い人ほど、自分の強みを見出す事ができません。上には上がいる事をわかっているからです。「スゴイ人達は沢山いるだろうし、自分なんてまだまだ、、、」だなんて考えてしまうのではないでしょうか。

しかし、上には上がいるように、下にも下がいるのです。相対評価で自身の強みを推し量ってもキリがありません。なので、強みを見出す時は一旦謙虚さを捨て、ぜひ絶対評価で自分の強みやアピールポイントを考えてみてください。自信が持てなくても、何らかの仕事でスキルや経験を培ったことは紛れもない事実なのです。また、多少サボっていたから自信がない、、、なんて人もいるかもしれませんが、全く問題ありません。むしろ普通です。完全集中で常に全力投球なんてプロスポーツ選手でも無理なのですから。

今回は転職活動について書きましたが、現職で就業を続けていく上でも強みを認識していることは重要です。何の矢印もなく働くより、自分の強みをどう磨いていくか、どう活かしていくかを考えて仕事をする方が生産性も成長度も高いはずです。どうしても見出せない時は他者に聞いてみるのが手っ取り早くて的確です。自分が気づいていない意外な強みに出会えるかもしれません。

皆さんの強みがキャリアで活かされること、評価されることを切に願っています。

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