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MDの転職事情

こんにちは、働くMAMEです。気温はすっかりスウェットといった感じになってきましたね!
緊急事態宣言もこのブログが出る頃には終わっていると思いますので、秋物がたくさん売れることを願うばかりです。

さて、今回ですが、MDとアパレル転職市場について書いていきたいと思います。
MDを目指している人や、MDで転職を検討している人はぜひ読んでみてください。

◯転職市場におけるMD

前提として、アパレルに限らず転職市場は2020年よりだいぶ良い状況となっております。各転職エージェントにとっても予想外だったと思いますが、2回目以降の緊急事態宣言ではいずれも1回目ほどのインパクトは無く、新規求人数も伸びております。

そうした中、MDの転職はどうなのかというと、以下の2点で他のアパレル職種と比較しても有利な状況となっております。

・求人量(ちなみに、販売職以外だとデザイナーが新規求人発生状況が良い)

・他職種に比べて年収が良い求人も出ている

職種によってはまだまだ転職難易度が高い状況がありますが、MDであれば現時点でも理想的な転職が叶う可能性はあると思います。
しかし、現在では求められるMDのスキルや経験に明確な変化が現れております。

◯求められるスキルは変化

以前は感性が高く、商品面に強い「モノ寄りのMD」に圧倒的なニーズがありました。
そのため、大手高感度セレクト出身のMDなどは転職市場では引き手数多でした。
また、取り扱っていた商材のプライスも重要で、ロープライスな商材経験しかないMDですと、なかなか感度の高い業態、プライスの高い業態にキャリアチェンジが難しい状況がありました。

しかし、現在の転職市場では「数値に強いMD」が求められる傾向が非常に強くなっていきています。書類選考や面接において、計(係)数管理のスキルや経験を重視する企業がかなり増えてきております。

一方で、アパレル業界全体で見ると数値に強いMDは非常に少数派です。

MDでない方は意外に思うかもしれませんが、面接で粗利のターゲットや、その達成に向けてどのような設計や計画があったか明確に回答できるMDはほとんどいません。それどころか、前年の粗利高、売上前年比すら答えられない人も一定数いるというのが実状です。

以前であれば、それでもモノ寄りのMDとしてキャリアが良ければ面接を突破できました。しかし、今後でいうとその可能性は非常に低いと思います。

最近ではキャリアの見え感(出身企業など)が良くても、数値に弱いと容赦なく落とされるケースが頻出しております。上記にMDは求人量において有利と書きましたが、それは「既存の求人がなかなか埋まらない」というのも起因しているのです。

大手や有名企業出身でも数値に弱いままでは転職が成功しないだけでなく、業界で生き残っていくことも難しくなるかもれません。

◯数値の強さで転職市場を広く泳ぐ

逆をいえば、数値面に強いMDであれば、今後はより有利にキャリアを積むことが可能となります。業態や感度だけでなく、規模を超えて転職することも現実的になるでしょう。実際に、数値面の強さから現職よりかなり優良な企業へ転職している方が増えております。

また、MDの計数(係)管理は複式簿記や会計学がベースとなっているため、アパレル以外の製造・小売でも活かすことができます。

個人的には、読者の皆さんにはアパレル業界で良いキャリアを積んで欲しいと願っているのですが、数値面に強くなれば業界を跨ぎ、転職市場を広く泳ぐこともできるわけです。

現在、MDを担当している方、MDを目指している方は(感性を磨きつつも)ぜひ数値面の知識とスキル向上に取り組んでみてください。今は苦手意識があったとしても、きっと将来的に大きく役立つはずです。

最後に、何から手をつけていいかわからない方は、マサ佐藤氏の著書を読むことから始めるといいと思います。ヴォリュームもちょうど良く、誰にでもわかりやすい言葉でMDの数値面について説明されております。

宣伝じゃないですよ(笑)

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