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掲題、自社ブログの転用っぽい内容ですが、下記の引用部分を中心に書いてみます。
この部分です。
環境意識系素材とは、簡単にいうとオーガニック〇〇とかリサイクル〇〇です。
わかりやすく訴求できます。
でも結局、上昇コストを小売単価に反映できないという理由から、結構な確率で単価圧迫があります。
昨今の事情から、サステナ商材を取り扱いたいという要望は各所からあるようで、そういった相談が日々周囲で飛び交っております。
素材を置き換えれば持続可能なのか?というシコリを残しながらも「環境意識系の素材くらいしかこのサステナの文脈でご提案できる内容がない」といった悩みも多いかと思われます。
しかし、会社としてSDGsを声高に宣言される場合、何も素材だけそういうものにするのが17項目の目標の全てではありません。
仕入れ先業者様が、物理的に、人道的に扱われることも立派な目標の8番と12番に該当すると僕は考えます。
もちろん環境意識系素材を取り扱うことも、前述の通りわかりやすい訴求にはなりますが、一方でそのコスト転嫁を仕入れ先様に強要したり、物理的に時間がかかることを無理やり時間的圧迫をするなどは、結果的に生産に携わる人たちが不幸な思いをします。
それって持続不可能ですよね。
ところがそういった悩みが方々から聞かれます。そうなると作る側の人々は(何がサスティナブルだよ)とクサクサした気持ちになってしまうのも仕方のないことです。
単価ベースで売れる売れないがあるのは承知の上で、本気でこの目標に取り組むのであれば、どこからかそういった燻りが表沙汰になって後始末に困らないように、きちんと人道的な商売を心がけるのが近道ではないでしょうか。
わざわざ商品ベースでこれはサスティナブルですって訴求するよりも、手元で出来ることを粛々と実施されることの方が、まずは意味のある活動になると僕は思うのでした。
新潟県、佐渡市の達者という小さな集落にて生まれ育つ。 縫製業を営む母に影響を受けけ、高校卒業後に洋裁専門学校へ進学。専門学校在学中に和歌山の丸編み生地工場の東京営業所でアルバイトに付きそのまま就職。工場作業から営業まで経験し13年間同社にお世話になり独立。ulcloworksを立ち上げる。原料から糸の作り方、生地の編み方や染め方を常に探求して日々研究に勤めている。 業界の将来に繁栄をもたらすにはどうしたら良いのかを常に考えている。
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